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第七話。

瑠璃はごそごそと着物の袂から何かを取り出した。
それを夢花に見せる。
それはネックレスで、金色のチェーンの先には白い百合の花のペンダントが付いていた。

「何？このネックレス。」夢花が聞くと瑠璃がふうっ、と一息吐き話し始める。
「これは花の巫女である証にございます。このネックレスは白百合の巫女の物です。これを常に付けていて下さいませ。」
少し笑い、夢花にネックレスを渡した。
「って何これ重っっ！！」
瑠璃からそのネックレスを渡された瞬間、夢花の手にズシッ！っと重みが走った。

「こ、これを付けなきゃいけないの？」
「そうにございます。」
ニコニコ笑いながら瑠璃は言う。まさか、まださっきの雪崩の事を根に持っているのかこの人形は。
夢花は少し瑠璃を横目で見たが、瑠璃はただただニコニコ笑っているだけだった。