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第四十一話。

…筋肉痛だ。

私は重い体を引きずりながら学校へ向かう。

昨日の瑠璃の特訓はスパルタで、素振りを千回（短剣で素振りなんてやる意味あるのか分からないが）あと木刀で剣道の練習みたいなものをさせられた。

学校へ着き、自分の席に着くころには少し眩暈と吐き気を覚えたくらいだ。

そんな状況とはつゆ知らず。

「夢花〜〜〜〜っ！！！」




美湖ちゃんは今日も私の背中をドンッ！と押して挨拶する。
いつも通りなのだが…その…
今この状況下でやられると…

「美湖ちゃん…やめて、ちょっと色々私の好感度下がる事起こるからやめて。」
「は？どうしたの夢花。」



どうしたもこうしたもないんだって！！

と、喋りたかったがやめた。
これ以上喋ると胃の中の物床にぶちまける事になりそうだ。
漫画で言うなら結構モザイクかかる並みの…

一方の美湖ちゃんはよく分かっていないようで。
「あ、そーそー。」私に話の続きをする。

「あれだって、また隣の隣のクラスに転校生来るんだって。」
はあ？こんな時期にまた？？
明日香の事情は分かっているから何の違和感もないが…
もうすぐ夏休みだ。普通二学期始まってから来ないか？



まあ、私には何にも関係ないけれど。














そう思っていたのもその時だけで














その転校生は、私の平和な“日常”を、





















“非日常”へ変えていくような奴だった。