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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: フラワーガール!! 参照300突破記念アンケ中!! ( No.68 )
- 日時: 2011/12/26 10:31
- 名前: 未来亞 ◆Szx9FxEnrU (ID: Je/H7tvl)
- 参照: パソ禁…早く解いてもらえないかしら…
第四十二話。
時は四時限目を過ぎていた。
昼食の時間で、前後の席になっている私と美湖ちゃんは、前にいる美湖ちゃんが私の机の方を向いて食べるのが日課の様なものだ。
「夢花、聞いてよ!あの転校生、超イケメンらしいよ!?」
「は?ふほは〜ほんはほほはひへひょ〜」
「食べ物飲み込んでから喋って夢花…何言ってんのか分かんないから。」
半ば呆れたような顔で美湖ちゃんが言う。
焼きそばパンを食べ終わったところで私はさっきの言葉を繰り返す。
「『は?そんな事ないでしょ〜』って言ったの。第一そんな颯爽とイケメンがこんな時期に現れんの。」
「そんな事あるある!!いやほんとかっこいいから!なんでこんな時期かは私もわっかんない。でもいいんじゃない?もう既に女子に取り囲まれてたよ〜」
美湖ちゃんはニコニコしながら私に話す。
楽しそうに話す姿は微笑ましい…んだけど。
「美湖ちゃん、確か彼氏いたよ…ね?」
「あっ!そーだったそーだった!!他校だし、でも昨日会ったばっかなのに忘れてた〜!」
彼氏ぃぃぃぃ!!!!
だいぶ可哀想だなおい。
彼氏さーんあなたが必死に勉強してる間にあなたの彼女他の男がかっこいいかっこいいって言ってますけど〜
心の中で美湖ちゃんの彼氏に必死に叫びながら、私は美湖ちゃんに一つ質問してみることにした。
「彼氏って…かっこいい「いや、中の下。」
…即答ですよ、哀れな彼氏さん。
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