コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: +小学生魔法探偵+ ( No.1 )
- 日時: 2011/03/24 21:11
- 名前: 。+苺香+。 (ID: JD5DDSYn)
—第1話—
「はぁ〜。仕事なぃかなぁ。」
「何も連絡なぃのぉ?警察から。」
最近この調子。事務所に仕事が来ないから。
プルルルル プルルルル 電話が鳴った。
「はいはいもしもし!こちら小学生魔法探偵事務所でございます。」
『あの…私浜田と申します。ちょっと調べてほしいことがありまして。』
「はい!どんな用件でしょう?」
『それが・・・』
浜田さんの話によると5日前から夫が帰ってこないらしい。
「ぅ〜ん。どうしたことかねぇ。」
「そんなことより、仕事仕事!浜田さんの家にいこ!」
それから、浜田さんの家に行って話を聞くことにした。
「そうなんです。泊まって帰ってこないこともしょっちゅうあったので、2日待ってみたんですがそれでも帰ってこなくって…」
「そうですか…。会社に電話は?」
「ええ。しましたが1日泊まって帰ったと言っています。」
「むずかしぃ…」
「とりあえず、その会社に行ってみようよ!」
「そだね。」
「こういうときは魔法で!瞬間移動できる魔法!」
ビュ〜ン!普通はありえないが驚くことに会社の前。
「ココか!浜田さんの会社。」
「わたしもこんなところで働くことになるのか…」
「そんなことより!はやく!」
受付の人が声をかけてくれた。
「本日はどのような御用で。」
「ァ…あのわたしたち小学生探偵なんですよ。それで今日は浜田さんのことで。」
「ぇ…あ、浜田さん…。失礼しました。今すぐ部長を呼んできます。」
「ねえ、萌葉。ァの受付さん態度がおかしかったよね。浜田さんって言った瞬間。」
「確かに。これは何かあるね。」
と、部長らしき人がきた。
「おお。君たちか。かわいいねえ。」
「はあ・・・」
「すまんすまん、つい。私は部長の中島です。」
「あの…浜田さんのことでお話が。」
「ああ、そのことだが、浜田はちゃんと帰った。」
「どこかに行く、とか言ってませんでした?」
「たしか・・・お!そういえば、同僚の松井と飲みに行くだのなんだの…」
「何かつかめそうだね。」
「確か“ミカミ”って名前の…」
「ありがとうございました!何か分かったら電話します!」
◇◆キャラクターファイル◆◇
浜田 香織 (はまだ かおり)
5年前に夫と結婚。
スーパーでパートをして将来は大きい一戸建ての家を買うのが夢。
中島 勝正 (なかじま かつまさ)
広告会社の部長。
妻はいるが仕事で忙しく別居中。
長女の知佳(ちか)は妻の元で暮らしている。