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Re: +小学生魔法探偵+ ( No.25 )
日時: 2011/03/25 12:32
名前: 。+苺香+。 ◆IrmWJHGPjM (ID: JD5DDSYn)

—第11話—

「前田君、ちょっといいかな。」

「な・・・なんだよ」

萌美と萌葉は同じクラスの—5-3の前田直樹(前田直樹)に話を聞いた。

「昨日、何時頃に学校を出た?」

「5時過ぎだけど。それが?」

「そこは正直に話すのね。じゃ、その5時過ぎまで何をしてたの?」

「は?えっと…その…」

「言えないのはなぜ?」

「他の奴と遊んでただけだよ!」

「他の奴って誰?」

「もういいよ!用事があるから。もう行く。」

萌葉は追いかけようとしたが、

「まって!ぁ…いちゃった…」

「もう卒業式始まるよ。あとでにしよう。」

卒業式は予定より30分の長引き、1時ごろ、やっと体育館を出れたのだった。

「前田君に話を聞きに行こう。」

萌美たちはまた前田のところへ向かった。

「さっきの続きなんだけど。・・・あなたが犯人ってわかってるの。どうして花を並び替えるようなことをしたの?」

「クソッ。気にかけてもらいたかったからだよ!お前に!」

「わたし?」「萌美?」

「お前、自分が男子に人気があるってわかってんだろ。お前がこの前、好きなやつがいるって聞いて…俺のこと気にかけてもらいたかっただけだ!」

そう、萌美と萌葉のコンビはモテることで結構有名だったのだ。

「この前、お前が好きな人は6年生だって話してたから、謎が解けて犯人が分かったら、目立たない俺でも少しは目に映るかと思って…」

モテすぎるのも罪だ、と初めて意味がわかった。

猫未ちゃんに話を聞くと、虫たちも雷夢と前田しか見ていないって。

そうしてこの事件は解決したのでした☆

◇◆キャラクターファイル◆◇

前田 直樹 (まえだ なおき)

萌美たちと同じクラス。
葉は、父と暮らす一人っ子。
萌美に気があるようだ。