コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: +小学生魔法探偵+ ( No.33 )
日時: 2011/04/10 21:33
名前: 。+苺香+。 ◆IrmWJHGPjM (ID: JD5DDSYn)

—第16話—

事件も1件落着し、北村からのお礼の高級ブラントのバック3つも(!)もらったところで、今度は遠くのほうにショッピングに行くことにした。

もちろん高級バックを持って。

人が少ない通りで洋服などを見ていると———

「いたぜ、兄ちゃん。こいつらじゃねぇのか。」

「そうだな、弟よ。捕まえるか。」

と、声が聞こえた。こいつら危ない—と思って振り向いたときには遅かった。

「暴れんなよ!叫ぶなよ!」

必死に抵抗したが、相手は大の大人2人。勝てるわけがなかった。

萌美、萌葉、猫未の3人は要するに、誘拐されたのだ。

すぐに口、目を布で覆われ、車に乗せられた。

「きゃあ!助け—フグッ!」

萌葉は抵抗してる。無駄だってのに。

「うっせーよ!黙ってろ!叫んだら命はない。」

だれなのよ、こいつら!

誘拐されたのに特に萌美は怖がらないでいた。テレビで堂々としていたほうがいいと聞いたから。

しばらくたって、目的地に着いたようだ。

「おりろ!」

「しばらくここにいろ!命令が下りるはずだ。」

命令?わたしたちに?何の???浮かんでくるのは疑問ばっかり。

あいつらもどこかにいって、シーンとした中待っていると、

「ようこそ、小学生魔法探偵の3人。」

すると、またあいつらが出てきて口や鼻にかぶせてあった布を取ったと思ったら、また出ていった。

「ふぅ、ってかどこに居んのよ!」

「はっはっは。元気だなぁ。捕まえるのも難しいはずだ。君たちの僕の姿は見えないよ。声だけだ。安心しろ、幽霊じゃない。」

「わたしたちを捕まえて何になるっていうのよ!」

「君たち、探偵だろ?君たちの力を知りたくてね、ここから脱出してもらう。」

「脱出!?」

「脱出できなかった場合は…探偵を辞めてもらう。ルールは簡単さ。この部屋に隠してある5つの謎を解いて、脱出すればいいのさ。」

「しょうがない。やってやろう!」

萌葉はやる気だ。

「やるっきゃないね…。絶対脱出してやる!」

こうして3人の脱出劇が始まった。