第二章早くも僕は、古本少女との仕事に違和感を覚えなくなった。ののかから預かった例の本は、古本少女いわく、「別物」らしく、セカイを脅かすものではないとのことだった。でも、結果的にはののかに捨てられてしまったので、この本は『古本』になってしまった。ののかも相変わらずだ。一つ変わったことといえば、隣の席だった榊原 亜美。