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Re: 古本少女! ( No.48 )
日時: 2011/03/21 15:07
名前: 月読 愛 ◆o9WCM38pVQ (ID: OJbG5PHc)


部屋に古本少女を通すなり、かなりしごかれた。
部屋が汚いだの、男の匂いがするだの……
二番目のなんかどうしようもねぇだろ……!
 ようやく相談の内容を彼女に伝え、意外と真剣に聞いてくれた。
彼女はクラスメイトであるののかのことだからこそ、相談に乗ってくれたのだろう。
「何かいい考えはないかな?」
「そうねぇ……これなんかどうかしら?」
僕はその案をきいて、なるほど、と思った。
「ありがとう!」


運命の朝が来た。
ののかはいつもの場所で待っていた。
僕に気付くと、笑顔を作り、挨拶をする。
「あのさ、早速返事なんだけど……」
僕は昨日古本少女が考案してくれたことをののかに伝えた。
ののかも興味を示したらしく、放課後試してみることにした。


「ここにあるかな?」
放課後、僕とののかは学校の近くの本屋に来ていた。
「あ、あった!これだよ!友達が教えてくれたやつ!」
そう言ってののかは一冊の本を手にとる。
『恋は友達から!』といタイトルで、お察しのとおり、これは
いわゆる少女マンガだ。
 古本少女は女の子が恋してるときに読みたくなる、あるいは女の子が夢見ているような感覚に陥る少女マンガを読むという
なんともシンプルな方法を持ち寄ったのだった。