コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: トゥモロー&トゥモロー&トゥモロー(短編小説) ( No.10 )
- 日時: 2011/05/16 23:42
- 名前: そう言えばこしょうの味知らない (ID: LMtRhfuT)
- 参照: http://ameblo.jp/yuu-takasugi0810/image-10893768399-11232408742.html
↑このページの挿絵っ
雄次:「ここ・・・なの?」
放課後、昼休みに純一に進められたボランティア部にとりあえず来て見ました。
ホントは別に結構なんだけど、それじゃぁ純一が可愛そうなので仕方なくね。
渡されたA4紙には、場所と愛らしくデフォルメされた猫の絵が描いてあり、入部募集を真面目にやっている雰囲気はあったのだが・・・。
指定された場所はグラウンドにある古ぼけた部室練のF1の端の剣道部なのに、え?先客居んじゃんとか思いながら来たわけで。
具体的な場所が分からず、仕方ないから剣道部の人に聞きた。
あ、了か〜い、っと何食わぬ顔で場所を教えてもらうまでのクエストは完了した訳ですが・・・。
っていやいや、可笑しいでしょ!
言うけど。ここであんたら部員の怪奇の目線に耐えながら、仕事なんかできんよ。
てか、ここを部室に使わせてもらうね☆なんて言える人物があろう事か生徒会にいるわきゃないっしょ!!
え〜とですね。
つまり、床収納でした。部室が。剣道部の。って思いっきり意味わかんない。
も一度場所紹介してくれた部員に確認して・・・ってもう誰もいなかった。
雄次:「・・・・・・・・・・・・・・・。」
こんこん。
としあえずノックしてみる。すると中からごそごそ何か蠢いた。
・・・。
こんこん。
—は〜い、今出ますぜ—
中から声が聞こえました。
どうやら都市伝説は本当のようですね。
よし、この隙に逃げよう。うん、そうしよう。こんこんダッシュしよう。変な人出てくるって分かってるんなら、なお更。
そう考えて、恐れおののき、後ろを向き後退しようとした時。
ごん!ばっこん!
なんか危険な破壊的音の後、聞き覚えのある声が聞こえた。
— やぁやぁ。君が入部希望者だね?真田きゅんから話聞きいたさ。ささ、狭いけど早速入ってよ。—
このハキハキした声。
たしか入学式の時、バーコード校長の後に壇上から聞こえた声だった。
その人物の発言はアクセントに特徴があり、ちなみになかなか綺麗な人だったものだから、凝視していて記憶に新しい。
雄次:「あ、いや。今日は事情がありましてちょっと無理かなぁ。」
今日という言葉にそう言えば俺、凶だったことを思い出した。ってやっぱ洒落にならんよ。
何はともあれ、ここを切り抜けなければっと思い。
相手を説得するため、仕方なくその声がする床収納へ顔を向ける・・・やはり相手の顔に見覚えがあった。
雄次:「佐々木・・・会長!?」
6月の今頃から、生徒会長を勝ち取った人望のある2年の佐々木ユトリさんは、
ユトリ:「やっほ〜。どもども。そういう者です。」
とか言っていた。なんか突っ込み所多すぎ。
ユトリ:「う〜ん、確かに可愛いねぇ1年生くん。純一の言う通り、マスコットに使えそうだ!」
やっぱ僕逃げた方が良いね☆