コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: トゥモロー&トゥモロー&トゥモロー(短編小説) ( No.3 )
日時: 2011/03/26 11:47
名前: そう言えばこしょうの味知らない (ID: lZRL.MZu)

雄次:「ってな風に今日は妹と喧嘩しました・・・・ってか、なんか要因あったかな?」

妹とは玄関で殴られてそれっきり、今日は一人で登校してくる事に。
その間中、何が引き金となったのか考えながら・・・いくら考えてもパンチラのところ以外非を感じなかった・・・すみません、本当は気づいてます。

もんもんとした気分で教室に入って、とりあえず最近仲良くなった隣の席の女子に“会話”として聞いてみるという処置にしました。
教室の中は既に頭数が揃っていて皆いくつかのグループで話してるし、この話は聞こえないだろうし、条件は良し。
それにその女子には今までにも今回と同レベルの妹アホ事情を聞いていただいていて、結構常連さんなのだ。

今回も有難〜いアドバイスを聞こう。

— 雄次 が 悪い −

その常連さんは真っ向から反発してきました。
反発といっても、声ではなく、文字なんだけどね。
しかし、な〜んだ文字かぁなんぞ思ってはならない。シャープペンで机にそう俺へのメッセージを書いて睨み付けてきたのは、体が反射的に引きますからね。

雄次:「あ、やっぱすか。でも殴るかね、普通?」

あ、しまった。いつも気をつけているのに・・・こんなこと言ったら、また書かせることになってしまう。
案の定、カリカリと軽快にシャープシャンが机に書き込む。
何を書いているのかは、本人が退かないと分からないため、
少し沈黙ができる。
その間は一方的に会話を断絶するある行為と同じ空気があった。
無視とまで言って良いのか分からないから、こう言うけど。
やっと書き終わったのか、今度は顔を諭し笑み(大体わかるはず)で内容を公開する。

— 確かにね でも 雄次も 注意しなきゃ 空気読めないのは 致命傷だよ?  −

結構長文だった。書いた本人はやっぱり左手の手首を回していた・・・書くの大変だろうな。いや、そういつも思うんだよね。

雄次:「うん、言っちゃいけないのは分かっているよ。冗談で済まない時があるしね。
  でもね・・・いや、なんでもないよ、頑張って抑制していきます、はい」

— そうそう。  −
清水は注意が行き届いたことに安堵した笑顔を見せて満足そうに頷く。

・・・本当に次回は気をつけなきゃな。


-----------これが、俺と清水美玖のディスカッション。
見た目は不便はないんだよ。
ただ、一つ気をつけなければならないのは、清水にあまり多くを語らせないように寛容な質問を意識しなければ、清水が書いている間に話題への熱気が冷めてしまうんだ。
だから“寛容な答えを求めること”は清水と会話する人のルールなんだ。
でも、俺は未だにこのルールをあまり守きれていないんだよね。------------