コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: トゥモロー×3 オリキャラ募集しております ( No.52 )
日時: 2011/10/09 22:39
名前: そう言えばこしょうの味知らない (ID: GPHHIdp4)
参照: http://loda.jp/kakiko/?id

「そんな風に聞こえたのか?」

純一がニカニカしながら答える。
吉野は純一のその反応を一瞥してから、ジャガイモの皮むき作業に移った。

「確かに、あまり関心できない……と、いうかそれ以前に俺の性に合わないわな」

面白くない。と、純一もまたジャガイモに取り掛かる。
先輩後輩という身近な上下関係にすら疎い彼ならではの素の意見だった。
それから数十秒後、やっと6人分くらいのカレーの材料が……

「おい待て」

そこでようやっと純一が待ったを掛ける。

「つーか、ここに居る俺たち3人だけで何ができる?」「なにって、カレー作る……だけど」
「ピクニックに参加しはるのは施設内の人だけでも70くらいおってん。格ボラ部も30人。計100人弱……現在時刻9:10、ピクニック開始時間が16:30、夕餉が6:30……残り時間7:20……」


7/2 Saturday sunny even dinner 7 : 19 . 12 ←テ、テ、テ、トゥン みたいな♪


その時、僕らの目は変わった。先ほどまで仲間だった、一緒にじゃれ合っていたあの瞬間がそのまま時と抗争とに流され、取り残され、廃れ行く。
僕らは睨みあう。僕の前に敵は居ない。僕の仲間に敵は居る。信じられないけど、受け止めるしかない。勝つしかない!

「早めに決めてくれよ〜ぉ」←もちろん緊張感なし

腕を組みながら僕らを双方に見やる純一に僕らは抗議し始める。

「シェフ、ではISカレーを作りなさい!」「そんなのねーなぁ」
「シェフ、パエリアや!」「もっと時間かけてどうする」

出まかせに提案する俺たちに純一も一つ提案する。

「お前らなぁ。俺任せじゃなくて、自分たちでなんか作れるものは?」
「シェフ、マグロの解体ショーや」「園児が窒息すんだろっ」
「シェフ、ISラーメンを」「お湯で3分じゃしょうがない。他にお前らが作れるものは?」
「「シェフ、(サトウの)半ライスを(や)!」」
「……インスタント派なのか、雄次?」

7/2 Saturday sunny even dinner 7 : 16.24


どうにも話がまとまらない。あと7時間程度でサムシング100人分は難しいのか! いやそんなこともなかろう!

「大体、ピクニックと言ったらカレーだろ! ずっと前のナイトハイキングであのはふはふ〜って息を吹きかけながら妹と食べたカレーは最高だった!」
「相手は100人の舌や! カレーが一概に受け止められるはずもないわ!」
「それに俺は! 純一のカレーが食べたいのさ!」
「一本! そこまでだ」

僕たちの論争に方を付ける様に、純一は声を上げ、同時に片手をあげる……俺の方に。

「純一……いいの?」
「あぁ」
「でも、やっぱ時間が……ね」「なんや、自信なさげやな」
「いいんだ、3人で頑張ろうぜ。俺もカレーがいいと思う」
「純一……っ!」
「それに俺はお前の“はふはふ〜”を、見たいからな♪」

………………………………。

「かぁあぁぁぁあぁ!!!!!!!」←本日二度目のエンスト☆

「河合って結構安っぽいんとちゃいます?」
「さて、メニュー考えるか、“本格的”に」


7/2 Saturday sunny even dinner 7 : 15.24
物語は、リアルタイムで進行する……(?)