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Re: Cherrytree road 〜桜の道〜 ( No.113 )
日時: 2011/06/10 15:14
名前: ハルナ (ID: NTBCloh9)

第十五章 修学旅行 1日目☆

「この修学旅行は皆さんにとって実りのある、有意義なものにしてもらいたいと思います。」
開会式に先生が言った言葉が頭に浮かんだ。
「花苗、忘れ物ない?」
隣にいる蓮華が話しかけてくる。
「うん、多分ね。てかリュック重っ!!」
ふふふ、今日から三日間修学旅行なのだー☆
前日、楽しみで全く眠れなかった。
夜なかなか寝付けない私にとっては、かなり痛いことなのだが。
今はバスの中。
駅まで、バスで行くことになっているからだ。
あー全く楽しみだなー!!
駅に到着し、列車の中の景色は、最・高♪
席を向かい合わせて、彩音・花苗・樹里・蓮華というメンバーでウノをやっった。
樹里と向かい合って話すのは随分久しぶりだったけど—楽しかった。
でも、友達以上にはなれない大きな壁があった。
みんなでキャッキャ言いながら、青函トンネルを抜けた先は、いよいよ函館。
   ☆   ☆   ☆
「あー疲れたぁ〜。」
「彩音、今から疲れてどーすんのよ!!」
「この後の、お楽しみがあるんやで〜☆」
「花苗、なぜ関西弁!?」
火山科学館とか、火山による断層とかを実際に見た一日目。
ここはホテルで、プール・入浴の時間を私はお楽しみと言っている。
「なんかさ、流れるプールとかあるんだって。ウォータースライダーとか!! な〜んて魅力的な☆」
「ああ駄目だ。花苗おかしくなっちゃったよ。でも、こう見えて泳げないんだよね。」
「莉菜ぁー、ヴッ。それは〜置いといて・・・。」
くるっと皆の方を向いて、元気よく言う。
「みんな準備できたぁ〜?行っくよぉー!蓮華はプールのところいるって!」
「おい室長さん! 鍵忘れとる!」
「あ、そうだったー!てか瑞奈まで関西弁!」
宿泊メンバーは今話していた通り私・彩音・莉菜・蓮華・瑞奈となった。
瑞奈はクラスが違うが、小学校最後の思い出ということで飛び入り参加の許可をもらった。
プールの更衣室で蓮華と合流し、水着に着替えたあとプールに向かった。