コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: おとぎ高校 のんびり部 ( No.12 )
- 日時: 2011/06/23 18:49
- 名前: ハナビ (ID: j.y7OH4U)
やってまいりましたあっ^^
更新です〜☆
第二話・おいしいもののお話(no.2)
姫は、桃太郎のおでこのタオルを取り換える。
ついでに汗もふいてやる。
そして、うちわであおいだ。
「うう……。は、腹が……。割れる……。」
桃太郎はずっとこんな調子である。
「……ももた……毛布……と……うちわ……どっち……いい……?」
「両方〜……。くぅ……。」
桃太郎は腹を抱えてうずくまっている。
「ね、スン。あんなになってるの。あんたのその激辛料理のせいよ。」
「おいしいのになあ……」
時は、30分まえにさかのぼる。
「ご♪は♪ん♪涼ー!まだかあ〜?」
「あと少しでできますよ。もうちょっと待っててくださいね。」
涼太は、いつものさわやかスマイルでいった。
「今日はなんなの?涼ちゃん。」
一寸は、ぬいぐるみを抱えながらいった。
今日はウサギである。
「うどんですよ。今日は少し冷えますからね。」
「わ〜い♪」
スンは両手をあげ、喜んだ。
「あんたってほんと、単純ね……」
白雪が一寸の頭をなでながらいった。
「……う……どん……すき……やった……」
姫は枕に頭をのせ、いった。
「そういいながらも寝るんですね〜……あはは」
涼太は盛りつけながら微笑む。
「さ、できましたよ。どうぞ、みなさん。」
「おう!いっただきま〜すっ!」
桃太郎が一番に食べ始める。
「いっぱいありますからね。」
涼太が一番奥に座っている一寸にうどんを渡す。
一寸はそれを受け取るとポケットから七味唐辛子とタバスコを取り出した。
そして、それを……
「スン。入れすぎじゃない?」
と、白雪が引くくらいその二つを大量投入した。
「ん〜?そお?まだ入れるよ♪」
「胸くそわりぃからやめろ」
桃太郎が真顔で言う。
「桃クンも食べればわかるよおっ。」
一寸がほほをふくらませて言った。
「よおし!それよこせっ」
桃太郎は一寸からうどんを受け取る。
「桃太郎、やめておいたほうが……て、遅かったですか……。」
時すでに遅し。
桃太郎はうめき声とともに、床に倒れこんだのであった。
そして、現在に至る。
「桃クン、だいじょおぶ?」
「うるせえ……。うっ……」
桃太郎は真っ青になりながら言った。