コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: おとぎ高校 のんびり部 ( No.38 )
- 日時: 2011/06/23 20:50
- 名前: ハナビ ◆257RLJJlG. (ID: j.y7OH4U)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode
ていっ!(`・ω・´)ゞ
なにが、と思った方!正解です。あなたはとっても正常の人間様です。どうぞ、ご安心を。
でわ。はじめますね〜☆
今回から、ちょっとずつ、登場人物たちの日常をお届けしようかと思います。
読んでいてよく分からないところは、ぜひ!言ってください。
全力で、ええ、それはもう腕がもげるくらい全力で答えます。(笑
番外編・鬼山桃太郎の日常
「くわぁぁぁ……。朝だあ〜。」
相変わらずの、スローテンポで目覚めの一言を述べた桃太郎は、布団から出た。
すると、廊下を全力で走ってくる音がする。
桃太郎はその音を聞きつけると、近くにあった釘バットを持ち、身構えた。
なぜ、釘バットが一般人の部屋にあるのか。
それは……あえて触れないでおこう。
バタン!
「ももたろっ」
「あっはっは!」
前者が言葉を言い終わらないうちに、桃太郎が釘バットで笑いながらその相手を打った。
前に述べたことがあるかと思うが、桃太郎はボクシングの、何回も優勝するような選手であるから……
必然的に相手は壁にめりこんだ。
「朝から騒がしいぞ、オヤジ。」
「桃太郎、朝から不機嫌だなあ〜。朝だぞ!?全ての生き物が目覚める朝だぞ!?」
桃太郎の父は、何事もなかったかのように壁から生還した。
桃太郎に突っ込む能力が無いため、私がここで述べよう。
桃太郎の父は、桃太郎のボクシングの師であり、元フライ級チャンピオンなのだ。
そのため、ここまで暑苦しく、体が頑丈なのである。
「俺は、朝はのんびり目覚めたいの!そういうのはいらないの!」
桃太郎は服を着替えながら言う。
若干、キレ気味である。
「おい、桃太郎。」
桃太郎が後ろを向くと、一人の青年が立っていた。
スーツに身を包んでいる。
「なんだよ、こうにぃ。」
桃太郎がこういった相手は、まぎれもなく桃太郎の兄である、鬼山光河である。
桃太郎にはまったく似ていない。光河は父親似なのである。
「おまえさあ……。俺の部屋で何食った?」
「ん?涼にもらった、シュークリームと……トリュフ食べた!」
お菓子の話で機嫌がなおったらしく、嬉しそうに答える桃太郎。
ゴンッ
「いってぇぇ……。なにすんだよ、こうにぃ!」
「俺の部屋がお菓子の国みたいになってるんだよ!とっととあの匂いなんとかしろ!!」
光河は桃太郎にげんこつをくらわせた。
そして、捨て台詞をぶちまけると、不機嫌そうに部屋を出て行った。
「お菓子ぐらいいいじゃんな〜。桃太郎。」
「そうだよなあ〜。なんでこうにぃ、あんなに怒ったんだろ?」
首をかしげる鬼山親子。
こういうところは父親似なのだろう。