コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 白泉荘のひまつぶし (鬼キャラはおらんかねぇ♪ ( No.22 )
- 日時: 2011/03/29 11:12
- 名前: 紗夢羅 (ID: PR3Fak4z)
- 参照: 知ってたらどもー♪初めましてもどもー♪
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「て・・手配を?」
颯君があんぐりと口を開けたまま尋ねる。
「そう。ボクの知り合いに、3度のメシより鬼ゴッコが好きな
まぁ、世間でいう友人がいてねぇ・・・
その子に頼んでいるから心配しなくて構わない。」
ボクの言葉に皆がへぇー・・と、安堵している矢先、またもや
食堂の扉が開いた。
「白泉さぁーん。来ましたおよぉ♪」
入って来たのは、メイドのコスプレをして茶髪の天パをふわふわさせている緩ーい雰囲気の少女だった。
「おぉ、律君ごぶさただな。急に呼び出してすまない。」
「いいんですよぉ♪この折原律。白泉さんの頼みと聞けば、すぐ飛んでいくと決めているんですからぁ♪」
一見、ユウリ君とキャラがかぶりそうだが彼女は彼のように腹黒では
ないので安心してほしい。
「・・・白さん、この人が例の鬼役の人?」
コウスケ君が、律君のテーブルに麦茶を用意しながら聞く。
「あぁ・・・いかにも。彼女、折原律君がまぎれもなく
今回のひまつぶし『鬼ゴッコ』の鬼役だ。」
「んー。でもぉ、この子女の子だよぉ?しかも1人だけ・・・?」
ユウリ君の言葉に律君が反応して立ち上がる。
「はわわっ!すみませんっ。説明が少なすぎましたね!
もちろん。鬼は私だけではありませんよぉっ♪」
すると、律君がパチンと指を鳴らした。
「お呼びでしょうか、律様。」
真黒なスーツにサングラスという、某番組逃○○にでてくるハンター
のような男が10人ほど。
キチンと整列して入って来た。
「我ら。折原家律様専属護衛人特殊緊急部隊!」
16文字の漢字を長々と並べたチーム。
「この方達と一緒に皆さまを追いかけますっ♪」
「えええぇぇえぇええぇえぇえぇぇえええ!!!!!!!!」
梓君とボクを除く逃げる側がイスをひっくり返して驚く。
「ちょ・・ストップ!これ完全勝ち目ないでしょ!
人数も俺らの方が少ないし、無理だって!!」
ジュンキ君がうろたえる。
「んー。確かにそうですねぇ・・・んじゃ、半分減らしましょう!」
律君が護衛隊←(めんどくさいから短縮した)
にアイコンタクトをすると、半分が
「失礼いたしましたっ!」
・・・と言い去っていき、護衛隊は5人となった。
すると、梓君が「あっ。」と、思い出し立ち上がった。
「そう言えば川口さんがまだじゃない? 彼女にも参加してもらわないと・・・」
「あぁ、そうだった。じゃぁ、全員でルナさんを勧誘しに行くか。」
ボクと梓君、律君が立ち上がる。
「・・何で全員で行かなきゃなんないの?」
金時君が首をかしげる。
「・・・さっき、ここに向かう時についでと思って104号室へと
ルナ君を呼びに行ったら・・・」
ボクが一息おいてため息をつく。
「行ったら・・・・?ハッ!まさか・・・・」
颯君が何かひらめくように後ずさりした。
「・・・そのまさかなんだよ颯君。今彼女は締め切り前。彼女の部屋の前でウロウロしていたアシスタントの百語ナオさんと、編集者の水獅倖さんに会って一目でわかった。」
シーーーンと食堂が静まり返る。
「彼女の部屋から妙な不のオーラが出ていた。」