コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 白泉荘のひまつぶし(鬼ゴッコ開始しました♪ ( No.63 )
- 日時: 2011/07/10 16:16
- 名前: 紗夢羅 (ID: PR3Fak4z)
- 参照: http://www.youtube.com/watch?v
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「ボクのひまつぶしに参加しろぉぉぉっぉぉぉ!!!!!!!」
ボクが急に大声を張り上げたため、
隣にいたジュンキ君がビクッとしたようだ。
ガンッ! 「痛ってぇー!!」
机に膝をぶつけてうずくまっている。
それと一緒に携帯からはルナ君の声が聞こえてきた。
「のわわわああああっ!すみません白さん!」
焦ったルナ君は携帯をナオ君に渡す。
「え!?私にどうしろと?・・・・あのぉー・・」
「・・・・・・・」
「・・・白さん?」
「早くそこから逃げたまえ。鬼がやってくるぞ?」
その言葉を聞いたナオ君はルナ君の携帯を彼女に返して足早にその場を立ち去った。状況の飲み込めないルナ君も頭上に?マークを浮かべながらナオ君の後を追いかけて行った。
ボクは軽いため息をつきながら、ドカッとパイプ椅子に座りなおした。
そして携帯の本文作成画面を開いて文字を打ち始める。
「・・・誰にメールしてるんですか?」
「逃げる側の皆にだよ。________」
そしてボクは一呼吸おくとまた口を開いた。
「彼らに最初のミッションをあたえるためにね・・・」
Date 8/7 18:43
宛 コウスケ[複]
Sub ミッション1
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逃げる側の君達に最初のミッションを発令する。
・・・己の欲に溺れてゲームへの参加が疎かになる者が、
現在3名見つかっている。
傍観兼監視役のボクにとってそれはあまり楽しめないのだよ。
君達にも理解できるだろう?
小学校・中学校の修学旅行で先生にいわれなかったかい?
「集団行動を通して、人と人との協力の大切さを学びましょう!」
「1人の失敗は集団全員の責任です。連帯責任で反省する事も時には大切なのです。 1人はみんなのために。みんなは1人のために。」
と・・・・
これからそういう者を見つけ次第、その時点での逃げる側全員の居場所を鬼側である律君とその護衛隊の携帯に配信していく。
嫌なら存分に真剣にこの鬼ゴッコに参加してくれたまえ。
諸君の健闘・活躍を見守る。
白泉マル
─END─
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送信済みのこの文面をジュンキ君に見せる。
「連帯責任ですか・・・これはキツイですねぇ・・・。」
「まぁな。しかしこれで皆真剣に鬼ゴッコに参加してくれる事だろう」
ボクは立ち上がると、食堂の冷蔵庫からサイダーを持ってくる。
プシッ・・カシュッ・・ 透明の炭酸がグラスに注がれた。
—コウスケ&ユウリ—
「はぁっ・・はぁっ・・・もうしばらくチャリには乗らねぇ!」
肩で激しく呼吸しているのは、2人乗りの怖い方に乗ったジュンキ君。
「コウスケぇ、まだ疲れるのは早すぎるよぉッ?」
「お前のせいだろがぁっ!!!」
「・・・・あ”?誰のせいだって?」
怒鳴られるのを好まないユウリ君に喝を入れてしまい、裏スイッチを押したジュンキ君はこの後また恐怖を味わった。
—梓—
「ねぇ!そこの綺麗なお姉サン。俺らと遊ばない?」
女であるボクでも綺麗で憧れをいだいてもいいくらい美人な梓君。
逃げた先の原宿で同年代くらいの3人組の男からナンパされていた。
「すみません。ヒマじゃないので。」
とその場を離れようとする梓君の腕を茶髪の少年が掴む。
「いいじゃん!ねぇ・・少しだけ!」
「迷惑なんですっ!!」
すると、茶髪の少年がぐわぁっ!という声を挙げて倒れた。
倒れた先に立っていたのは・・・・
腕立て終わりの中曽根君