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Re: 白泉荘のひまつぶし(鬼ゴッコ開始しました♪ ( No.67 )
日時: 2011/07/22 17:09
名前: 紗夢羅 (ID: PR3Fak4z)
参照: http://www.youtube.com/watch?v

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折原家律様専属護衛人特殊緊急部隊 中曽根 慎 の非(?)日常記録

「かよわい・・女性を・・梓さん・・を・・離せぇぇぇ!!!」
ドカッ!・・・・・・・
復帰直後である彼も、さすが護衛隊で鍛えられているだけある。
その集団は5分も経たないうちに、うめき声をあげながら「くそッ!覚えてろ!!」と言い残し初めにやられた男を抱えて去って行った。

「あの・・どうも。」 「あっД////お怪我ありませんか!?」

「大丈夫です。ありがとうございました。」
赤面しながら梓君をいたわる中曽根君。梓君の無事を確認してホッとすると
「・・・あの、このゲームが終わったら俺と食・・「じゃ、あなた鬼側なので逃げます。」
タッタッタッ・・・


「NOOOOOOOOOO!!!!!!!!!!!!!」


・・・あっさりターゲットでもあり食事に誘うとも簡単にフラれた中曽根君は街中で立ち尽くしていた。
「やっぱ・・・俺・・・駄目なのかなぁ・・?」
すると彼の背後から黒い影が。
護衛隊の仲間だった。
「中曽根!!「あ!高島部隊長!!勝手に抜け出してしまい申し訳ございませんでしたっ!!再度反省の意を・・腕立てプラス・・「素晴らしかったぞ!!」

「・・・は?」
いまいち状況が理解できない様子で、中曽根君は角ばったような輪郭の3分の1をしめている口を大きく開けて笑う高島部隊長を見つめる。
「敵対同士の立場にもかかわらず、困っている女性を体をはってお守りしたお前の心意気・・しかと確認したぞ!!俺は感動したぞぉぉぉ!」
「高島部隊長・・・」
「俺もですっ!!」 「嶋川・・・」 「僕も!」 「多田・・」
中曽根君は目頭をおさえる。
「よし!!今夜は中曽根の今後期待会だ!!飲むぞぉぉぉ!!」
「「「「おおおおおおっ!!!!」」」

「・・・てか、ここ街中ですよ隊長方。」
隊員の中で最も冷静な中曽根君と同期の苑原君が言う。

「「「・・・・・」」」 「場所変えるぞ。移動!!」
高島部隊長が右手を挙げて方向転換する。
「はっ!」それに合わせるように高島部隊長の後に続いて隊員が続く。その1番後ろに少し距離を置き、他人のフリをしながら苑原君が歩く。
苑原君はズボンのポケットからタッチパネル式の携帯を扱い、ため息をつきながら呟いた。

「なんでこんなにお馬鹿ばっかなのかなぁ・・。てか、あの知能で高島部隊長はどーやってあそこまで出世したんだろう?まったく理解できない・・・。」
苑原君の携帯画面にどこかの飲食店の写真・紹介文・地図が掲載されたサイトが映った。
「まぁ・・そこが面白そうで俺も入ったんですけどっ♪」
彼は、数メートル先で歩く隊員に追いつき高島部隊長に声をかける。
「高島部隊長!!ここから近い駅ビルの2階に予約無しで10人入りの個室がある飲食店がありますよぉ!!」
「おおっ!そうか苑原でかしたっ!!初めに抜けた5人も呼んでそこでやるぞぉっ!!」

オレンジの明るい夕日に照らされた5人が一斉に走りだした。