コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: 白泉荘のひまつぶし ( オリキャラ募集中ですよ♪ ( No.8 )
日時: 2011/03/28 11:37
名前: 紗夢羅 (ID: V70KaHly)
参照: 知ってたらどもー♪初めましてもどもー♪

1deyz3.

「あぁ!!白さん達何してるのぉ?ボク達も混ぜてぇ♪」
こう言ったのは、おんぶされている側の105号室の友永ユウリ君。
そのベビースマイルも、彼を怒らせると無敵のキラースマイルに変貌するので恐ろしいものだ。
そして、ユウリ君をおんぶしている側が203号室に住んでいる
夏加颯君。・・・彼はここまでユウリ君に全力で走らされたのか
顔色が少々悪かった。

「ユーリぃ!颯ぅ!(泣 梓と金時がぁ!」
「無駄口たたくひまあったら、手を動かせ。」
「はいいいいっ!!すいませんっ」
ジュンキ君と梓君の会話に半分あきれながらユウリ君が颯君に問う。

「んー?何か颯、顔色悪いよぉ??どしたのぉ????」
周りに花や音符のオプションを大量に撒き散らしたユウリ君は、颯君からおりて、ハーハー言っている彼の顔を覗き込んだ。

「ユ・・リ・・お前・・の・・部屋から・・ここ・・までが・・
一番・・食堂か・・ら・・遠い・・のに・・全力で・・この俺を・・
走らせ・・たん・・だぞっ・・・」
一番そばにあったイスに座り息をきらしながら言った颯君に、
彼の状況を悟ったらしいコウスケ君が麦茶を渡した。
コウスケ君から麦茶を受け取り、それを一気に飲みほした颯君に続いて
梓君と金時君ふくめ、やっと2人に解放されたジュンキ君もイスに座った。

「プハッ!生き返った!!サンキュなコウスケ!」
「回復はやっ!まぁ、おつかれだな。」
同じ年である2人は仲がいいらしい。肩を並べて仲良く話していた。

「あっ!そうそう。白さんとコウスケには言ったんだけどさぁ・・・」
ジュンキ君が身をのりだして話し始めた。
「夏休みっ。てのもあるけど、最近すげぇひまじゃね?」
「うんうん。確かに!俺も暇つぶしに何かしたい! 何かしよう!」
颯君が隣で頷く。
「何かしようって言っても、何するんですか?」
金時君がジュンキ君に尋ねた。
「おっ!よく質問してくれたな。金時!」
輝かしい笑顔のまま、ジュンキ君がボクの方へと顔を向ける。
・・・何だ?
「その質問はなぁ!我白泉荘の管理人、白さんが答えてくれるぞっ♪」

ズサッ!
「・・・有山君がそこは言いなさいよ。」
「いやっはっはっ!まぁいいじゃねぇか。このサイコーなひまつぶしを提案したのは白さんなんだし。 ささ、白さんどぞー♪」
ジュンキ君の一言で、みんながボクの方を見る。
・・・どうやら提案者であるボクが説明しなければいけないらしい。

「先程、コウスケ君とジュンキ君と縁側で話していた時も
ひまで何かしたいなという話になったんだ。」
「んで、そん時俺が、
『ブワァァってなんかしてクワァァってサイダー飲みたいですよ、今。』って言ったんだ。そしたら白さんが・・」

「鬼ゴッコを提案したのだよ。
1本のサイダーという商品をめぐってと________」
鬼ゴッコ。その言葉を聞いた瞬間、うるさかった食堂内が急に静まり返った。かまわずボクは説明を続ける。

「この白泉荘に住居しているのは、今この場にいない川口ルナさんをふくめて8人。ここで問うが、鬼役になりたいのはいるかい?」
「・・・・・・・」
どうやらみんな逃げる側になりたいようだ。
まぁいい。この展開は想定内だ。
「では、ボクをふくめて白泉荘のメンバーは皆逃げる側になろう」
「・・・じゃ、じゃぁさ。肝心の鬼は誰がやるのぉ?」
ユウリ君が尋ねる。フッ・・・ボクは笑みを浮かべた。

「そこは心配しなくてかまわない。今回のひまつぶしで用いられる
『鬼ゴッコ』という名のゲームにふさわしい鬼は・・・・

     このボクがすでに手配をしてあるからな」