コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: 絶対君には恋しない ( No.14 )
日時: 2011/04/02 11:12
名前: とぅいら (ID: x9loXZsD)

第6話 あおいside

今は昼休み。そしてここは屋上。ここに来るのは大抵私ぐらいだ

「天気いいな...」

壁よりも少し前に出て空を見る。快晴で写真を撮るには丁度良い

————キィッ...

耳に響く高い音を鳴らしながら重い扉が開く

私は美咲だろうと思いゆっくりと起き、振り向く

「おー、大胆ですねー。それでも女子かい?」

うわー、最悪。他の奴ならまだマシだけどなんで青井こいつな訳?

「女子ですけど?見て分かりませんか?」

それだけ言い私は壁の方によって背中を預ける

「ほほぉ、数学の時に教えてあげたのはだれかな?」

「それと今とどんな関係があるんですか?」

なんかホントにイライラしてきた

彼はそんな私に平気な顔して隣に座る

「あおいちゃん、俺ねあおいちゃんが言ってくれたことを実行するよ」

ん?私なにかこの人に言ったかな?覚えてない。

「気持ちをきちんと伝えるよ!相手が分かってくれるまで!」

あぁなんかそんなの言ってたっけかな?よく覚えてないや。

「あおいちゃんっ!俺、君が大好きですッ!愛してますッ!」

あーそうですか。おめでとうございま...はい?

「キャー!言っちゃったよ恥ずかしいっ!」←一人だけハイテンション

ヤバイ顔が熱い...。絶対顔真っ赤だ。

手で顔を覆い私は精一杯言葉を発した

「私で練習ですか?それとも馬鹿にしてるんですか?///」

なんでこの人こんなに恥ずかしいわけ?なんなのもう!

「なんとッ!馬鹿になんかしてないし練習じゃないよっ!ぶっちゃけ本番だっ!」

キィィ...

「うっわ何コレ重ッ!いつもこんなの開けてるのか」

また扉が開いたかと思うと聞き覚えのある声が聞こえた

「ん。あれ?ちずるじゃんよ。何してんの?」

「告白してた。本気で」

普通言いますか?!普通こんなこと平気でいえますか?!

————ダッ

「「あ」」

気がつくと走り出していた。もちろん顔は赤いままで

つづく