コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: 絶対君には恋しない ( No.32 )
日時: 2011/04/03 01:50
名前: とぅいら (ID: x9loXZsD)

第8話 ちずるside

昨日告白してからこの2時間目までずっとあおいちゃんの事考えてて寝てない...眠い

「う゛ーっ!あ゛ー!んあ゛あ゛あ゛あ゛ー!」←とりあえず叫ぶ

今は保健室のベットで寝不足で寝てイライラする自分が情けない。

「もぅちずるうっさい!黙って寝てろよなーっ」

——バコンッ!

「いっでぇっ!春のボケッ!何も枕投げんなよなッ!ココのいてーんだぞテメェ!」

「うっせーよ自分ばっか告白しやがって!俺も告白してぇっ!」

なんで春介こんなに怒ってんの?告白すればいいのに。

つかこんな春初めてみたかも。すげーおもしれぇ。笑える

今日は珍しくあの真面目な春介も授業をサボっている。そんなに告白したかったのか...

「あーもぉ授業出ようかな〜でも加賀谷だもんなー」

「あの人の英語面白くないって言ってたね」

そうなのだ。いつもあおいちゃんをイヤらしい目で見やがって...

「あ゛ーもぉイヤだっ!あおいちゃんに会いたい!」

ジタバタとベットであおいちゃんへの愛を語る俺に救世主が鳴り響いた

そう、授業が終わる神の演奏。その名もチャイムだっ!!

「ちずる。先教室行ってて。俺もう少しいじけてる」

俺はやる気のない春の言葉を背に保健室を飛び出た

今思えば今日は見かけてもいない。そう思うとなんかいとおしく思えてきた。

ピタリと足を止める。まだ終わっていないところがあるらしい

「やっぱ俺好きだな...」

何を言われても何をされてもそれでもやっぱり俺は思う



     本気で好きな人が君が良かった   と



つづく