コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: 絶対君には恋しない ( No.54 )
日時: 2011/04/09 00:08
名前: とぅいら (ID: x9loXZsD)
参照: http://www.kaki-kaki.com/bbs_test/view.html?436920

第11話 あおいside

「...あおい..ちゃ「ちずる〜何してんの?」

ふと顔を上げ、階段を見上げると完全に校則違反した女子が降りてきていた

「ぁ、すっすいません///」

やっと口から一言出たかと思うと、それは謝罪の一言。

その一言を伝えた後、私は階段を今度は降りていた。その間いろんなことを思う

絶対おかしい。なんなのあの音。おかしいよ。絶対変だ

けど何がおかしい?何が変?ただ話しかけられて、助けてもらって...

ただそれだけでこんなに胸が苦しくなる?話すのも顔が見れなくなる?

これが恋?私の初恋があの人?そんなバカな。ありえない!

第一私はあの人が...あの人が...。

ピタリと足音が聞こえなくなり、いつもとは違う廊下の雰囲気が漂う

「あの人が...何?」

キライだったよね?あれ?なにこれ。なんだろ...わかんない?

そう考えた途端、足に力に入らなくなり、座り込む。

廊下の冷ややかな温度が少し心地よい気がした。

「————もしかして...スキなの?」

自問が募り募って行くばかりで自答はでてきやしない。




好きなものが増えた時、本当なら喜ぶかもしれない。

『普通』のものなら私だってそれに当てはまる。『普通』のものなら

けど、違う。嬉しいとかじゃなくてワカラナイ。ワカラナイのだ。

スキorキライのどちらかを選べばいいのに、選べないのだ。だってワカラナイから

でも、多分。きっとだけれど、私の中で青井ちずるという人は

大好きに当てはまるんだと思う。




「...それでいいのかな?」

ワカラナイ。けど心のどこかで願っていた

そうであって欲しい...と

つづく