コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: 絶対君には恋しない ( No.9 )
日時: 2011/04/01 18:34
名前: とぅいら (ID: x9loXZsD)

第5話 あおいside

今日あったことを突然だがお話しよう。

まず1つ目に席替え。んで授業をサボった。そして今2時間目の数学だ

「じゃあここの公式を...小鏡」

ハァ...。もうイヤだ。なんで隣がコイツなんだろうか。

「ねぇあおいちゃん、眠くない?」←小声

そう、この青井ちずると隣の席なのである。

今日の朝から私の隣だけいないと思ったらまさかコイツだったなんて

もぅ帰りたい。本気で帰りたい。むしろコイツに帰っていただきたい

「おっ、春くん正解だ。さっすがー」

「...ハァ」

私はため息をつくとノートの隅に一言かいた

『五月蝿いです』

「んっ?あ、ごめん。うるさかったね」

漢字は読めるらしい。この人もそこまで馬鹿じゃないと分かった

私は文字を消すとまた書く。彼はそれをジッと見つめる

『それとノートちゃんと書いたほうがいいですよ』

すると机の端に返事が返ってきた。

『心配してくれてんの?優しいね^^』

綺麗な字で書かれたその文字を消すのはもったいないくらいだった

『心配ではないです。書いてみただけです』

それだけ返事を返すと私はまたノートをうつし始める

彼は何が良いのか私がノートを書くのを見てニコニコとしている

ピタリと私のシャーペンの動きが止まる。苦手な応用問題だ

「それさっきやった公式と同じだよ」

小さく、かすかにだけど隣から聞こえた

ニカッと笑ったかと思うとピースサイン。

ドクン ドクン ドクン

同じ速さで胸がなる。聞こえてしまうのではないかと言うほど大きく、そして速く

胸も少し苦しい。

でもしばらくするとソレも止まる。何だったのだろうか?

私はその時、まだ気付いていなかった。自分が彼にどんな感情を抱いていくのかを

つづく