コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- 夏のせみ 〜君がいた日々〜 ( No.4 )
- 日時: 2011/03/31 14:21
- 名前: 舞姫 (ID: bPDqEDL.)
解散した瞬間
「翔ちゃ〜〜ん」
「飛狗〜〜〜〜」
走っていって飛狗にだきつく。
「やったね翔ちゃん!」
「なぁ!」
二人で仲良く新しい教室へ入っていく。
「ぉお、お前らおんなじクラスなのか」
「あぁ!」
「ふふ、よかったじゃん」
ほかの友達にも言われてすごくうれしい。
「…男子はけっこういい感じじゃん」
そうつぶやくと同じサッカー部の松本が話かけてきた。
「女子も結構いいのがそろってるぜ」
改めてクラス表を見返す。
小学校の友達はみんな一緒だからほぼ全員知ってる
つもりだったが知らない名前が二人あった。
「この白石帆乃華と愛火羽未菜って誰?」
「え、翔ちゃん知らないのぉ!?」
「ばか、そりゃお前は知ってるだろ、幼馴染なんだから」
「え、そなの!?」
「水谷しらなかったんだぁ」
「知らね〜よ」
「ほら、あそこの二人」
松本の指す方向に目を向けるとそこには大勢の女子に
囲まれて笑ってる女の子がいた。
それで、それでなんでかわかんないけど、
ドキッとした。
「今お前がみてんのが白石。まぁ結構人気者だと
思うぜ。で、そのとなりにいるのが愛火羽。
で…あいつね…結構ね………」
「なんだよ、早く言えよ」
「…怖いんだよ」
「もう〜みんななんでそんなに未菜のこと
怖がるのぉ〜〜〜?」
「だって愛火羽と白石仲いいんだけどさ、
去年はあいつら違うクラスだったんだよ。
愛火羽そしたらいっつも一人で机座って
下見てるし、移動するときもなんかずっと
一人でこぇ〜〜んだよ」
「…よく分からん」
「まぁいいけど」
そんな感じではなしてるうちに新しい担任もやってきて
その日は終わった。
「飛狗かえろぉ〜〜」
「ごめん俺用事!」
「えぇっ」
あせってるうちにみんな帰ってしまった。
「はぁ〜〜〜」
なんか誰もいない教室っていいかもぉ…
とか考えて一人でボーーッといすに座っていたら…
ガラガラっ
「!」
教室のドアがあいて、
白石が入ってきた。