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夏のせみ 〜君がいた日々〜 ( No.5 )
日時: 2011/03/31 14:43
名前: 舞姫 (ID: bPDqEDL.)

「ぁあ〜〜やっぱみんな帰っちゃってるしぃ〜〜」

俺いるんだけど…

「うゎ、びっくりした!誰?
 見たことない〜」

なんかめっちゃきんちょうするっ

「え、?お、俺はぁ
 水谷翔。と飛狗の心友」

「飛狗の?あぁいっつも言ってた
 翔ちゃんって君のことだったんだぁ」

そういって白石がわらった。

てか笑顔めっちゃかわいいし。
目がきらきらしてる。

「私は白石帆乃華。
 帆乃華でいいよ♪
 翔ちゃんって呼んでいい?」

「え、あ、ぜんぜん問題ありませんっ」

「ふふふ、ねぇ家どこ?」

「え、花ヵ崎町だけど…」

「私も!一緒に帰ろ!」

「え、う、うん!」

おんなじ町だったなんて…
なんで小学校違ったんだろ?
あ、花ヵ崎町東と西で校区違うからな…

帰り道。

(これ俺らカップルみたいじゃん…)
とか考えたら全身がカァッと熱くなった。

「翔ちゃんって好きな人とかいるの?」

「!…いないよ」

「そっかぁ…私も♪アハハ♪」

「ははは♪」

なんでもないことでも、帆乃華の笑顔を
見てたら自然と顔がほころびる。

その後もとても楽しくしゃべりながら帰った。

「あ、私こっちなの」

「あ、そうなの。俺こっち」

もう行っちゃうのか…

「またね♪」

「じゃぁな」

と手をふって別れようとした瞬間…



いきなり帆乃華が地面に倒れこんで苦しがり始めた!

「え!?ちょ、ちょっとどしたの!?」

頭の中がパニックになる!

何もできずにオロオロしているうちに、
帆乃華は落ち着いて立ち上がった。

「…ごめ〜んびっくりさせちゃって!」

「………」

「なんかね、最近よくこうなるのぉ」

「それやばいじゃん!」

「いいのいいの、人前でなったことないから!
 あ、今日なったか」

「病院行ったほうがいいよ…」

「だいじょぶだいじょぶ!あ、そだ!
 明日も一緒にいこ!飛狗と未菜も一緒だけど」

「え?あ、うん」

「うんじゃぁね♪翔ちゃんといると楽しかったよ♪」

「あ、うん、ばいばい」

そして俺は家に帰った。