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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: ▼. ぶるーすかい / 短編集 【お題募集】 ( No.43 )
- 日時: 2011/07/21 18:57
- 名前: 花瑚 (ID: DHrYh1Qv)
【私たち】
彼氏ができて、2ヶ月目に入った。
なんで告られたのかもわからない、シャイで口の悪い、ちょっと不良っぽい彼氏。
……なんで平凡な私に。
彼の存在は知らないわけじゃなかった。
いつも、悪目立ちしてる男子と一緒にいてふざけたことばっか言ってて。
でもそれだけしか知らなかった。
大した接点もないあの頃は。
『なんかああいう人たちといるから怖そう。』
私の中の彼の印象は、一生そこから動かないままだったはずなのに。
放課後、たまたま一人で教室に残ってたら彼がやってきた。
ちょっとびっくり。
なんでクラス違うのにここに?
そしたらどんどん近づいてきてさらにびっくり。
何?何?
今日の私の占い最下位だったっけ、なんてことをふと考えた。
やばい、なんか悪いことしたかな。
掌にじわっと汗がにじんできた。
だけど、その悪い想像はどれも違った。
いつも不良っぽくてレンアイなんて微塵も興味なさそうな彼は、うつむきがちに私にこう言った。
『あんたの笑った顔が好きだ』
そういって彼は照れ臭そうにはにかんだ。
———爆弾だった。
一瞬で好きになるってこういう事かと思い知った。
世の中のオンナノコたちは、こういう風に恋に落ちるのかと。
そして自分も驚いたことにその一人だったんだと。
付き合ってから、一言も話していないのは相当やばいと私の友達はいう。
まあそうなんだけど。
でも。
廊下ですれ違うたびに彼が、恥ずかしそうに目配せしてくるのを見ると、
——私たちはこれでいいのかな。って思ってる。
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