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Re: ▽ 碧い空に手を伸ばして / 短編集 ( No.178 )
日時: 2012/12/26 23:15
名前: 花瑚 (ID: VOsGN7zX)

【お弁当】


「どうしたの、遊?」

「美雪、おべんと忘れた」

「……また?」

「どうしよう、今日お弁当のために生きてきたのに。」

「……ものすごい悲痛なお腹の音が聞こえるんだけど。お金は?」

「この間お本屋さんに投資してきたのだ」

「……(なぜそんなに自慢げなんだ)まぁいいや、購買行く?」

「パンの耳あるかな」

「いや…奢ってあげるから」

「悪いですなあ…、美雪も金欠なのに」

「そう思うならちゃんと持ってこいや」

「あーい」






「あっ!美雪と遊だっ!おーい」

「(……あいつにやけすぎだろ)」

「美雪、遠くから黒い物体が美雪に手を振ってる」

「遊、いい加減眼鏡かけなさい」

「眼鏡は頭がいい人しかつけちゃいけないんだよ」

「んなわけないでしょうが。ほらぼけってしてたら転ぶよ?」

「今日は占い6位だから大丈夫」

「……大丈夫の意味が分からないんだけど。早くパン買って帰ろ。お腹空いてんでしょ」

「うんそうする。パンの耳ある?」

「だから奢るって言ってんじゃん」

「たまに美雪のような姉がいてよかったと思う」

「たまにかよ」


遊は美雪の双子の妹。