コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: ダイスキっていいたいよ ( No.74 )
- 日時: 2011/10/07 23:57
- 名前: 柚莉愛 (ID: g5yX4cMd)
第37話
そしてあっという間に夏休み前日になった。
高校に入ってはじめての夏休みが目前ということもあってか
みんなやけにテンションが高い。
莉環たち5人も夏休みに遊びに行く計画を練っていた。
「やっぱ夏といえばお祭りでしょ!」
千里が言った。
「そういってちさは食べ物が食べたいだけでしょ」
すかさず杏那がするどいつっこみを入れる。
「俺水族館とかいいと思うな」
大吾が言った。
「あたしはもちろん海!!」
莉環は誰にも負けないくらい元気に言った。
「俺も!俺結構泳げるし。」
陸も海に賛成だ。
「海かあ・・・・ここ最近行ってないし行きたいかも」
杏那も賛成のようだ。
多数決の結果、海に決定した。
日にちはどういうわけか
陸が8月2日がいいといって聞かないため
8月2日に決まった。
「水着どうしよ・・・」
帰り道。
莉環と千里は悩んでいた。
どんな水着を買おうかと。
「ビキニは恥ずかしいよね・・・」
莉環が言った。
「何いってるの!?莉環は新川君の前なんだからビキニにしないと!!」
千里は形相を変えていった。
「じゃあちさも・・・」
「あたしはいいの。ワンピースみたいなのが家にあるから。」
「あたしもそんなのでいいや。一緒に買いに行こうよ。」
千里は先ほどよりもさらに鋭い目つきになった。
「だめ!ビキニ!今から行くよ。」
千里は無理やり莉環の腕をとった。
「いやだ〜あたしスタイルよくないもん!!」
いくら莉環が足掻いても無駄だった。
デパートについた二人は早速水着売り場に向かう。
夏休み間近ということで店頭にはさまざまな水着が並んでいた。
「莉環、これとかどう?」
千里が指を指したのは黒ビキニだ。
「え!?それは・・・さすがに・・・」
「うーそ!冗談。もっと莉環にあうのさがそっか。」
千里はのんきだ。
「とりあえずさ莉環が着てみたいの選んだら?」
「う・・ん・・・」
莉環は乗り気でなかったが水着を選び始めた。
「あ、これかわいい!」
「これもいい!」
10分後、莉環は5着の水着を手にしていた。
すべてビキニだ。
「なーんだ。莉環、恥ずかしがってるわりに乗り気じゃん」
「千里がしつこいから仕方なく!」
莉環の顔は真っ赤になった。
結局千里と話し合った末、
赤地に白のドット柄のビキニに決定した。
「さーて新川君はどんな反応するかな?」
千里はからかうのをやめない。
——痩せなきゃ・・・・
莉環は一人冷や汗をかいた。