コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: リバーシブル 参照って何?200って少ない方だよね? ( No.55 )
- 日時: 2011/05/23 19:52
- 名前: 北野(仮名) (ID: lUTEu1Y0)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel6/index.cgi?mode
=第四十四話=罠何個仕掛けたっけな—?by代介
「うわああああああおお!!!」
もういや、超怖い。四十メートル置きに罠が設置されてる気がする。
おそらく代介のことだ。山を平面に見立てて正方形に区切り、
その一マスに一つずつ設置しておいたのだろう。
代介が殺すとか簡単に口走る子じゃなくて良かった。
心の底からそう思う。このトラップのテクニックが伊達に
備わっていたら竜門中学は大変なことになっていただろう。
だが、心眼を持ってる当主二人は罠が分かるから引っかからない。
ずるいなあと思うより、雄太さんが一人でかかりまくっているのが超可愛そう。
だって健史君なんてもう慣れてきてるよ!
反射神経が素晴らしすぎる。
宗治君も結構凄い。
それに対して俺たちは・・・
何も考えずただ直進していた。
罠とか気にしない。横一列。
誰かがかかってももう二人が助けられるようにしていた。
なお、今の目線は作者、時々治君。そして極々稀に他の人です。
「きゃあっ!」
沙羅が何かアリ地獄みたいなものにはまった。
もがけばもがくほど砂の渦の中心へと近づいていく。
中心には削られ、先端の尖ったたけ・・・
「代介お前何やってんの—————!!!!!」
危ない、危険、デンジャラス!
殺傷力半端なさそう。とりあえず、急いで沙羅を引き上げた。
「死ぬかと思った」
沙羅はまだ青ざめたまま震えている。
代介はここを戦場にしたいようだ。
「なんだこの看板?」
アリ地獄のすぐ隣に木の看板が立てられていた。
明らかに新しく、おそらく代介が用意したものだろう。
どれどれ・・・
『この竹はただのリアルな発砲スチロールだから安心して!』
「なーんだ」
これを聞いて幾分か沙羅は安心した。
だが、小島はあれ?というような顔をしている。
治が一歩足を踏み出そうとした時、誤って石を蹴ってしまった。
ころころと転がり、アリ地獄に吸い寄せられる。
「なあ、治」
小島が治に話しかける。なんだか顔が引きつっている。
「あれ、発泡スチロールの間違いじゃないだろうか・・・」
字をもう一度確認する。こちらは発砲すちろ・・
石は、ついに中心へとたどり着いた。
コンッ・・・・・ボガアアァンッ!!!!!
青白い煙が石を飲み込んだ。
煙が晴れた時には石は消滅していた。
この爆炎と石が消えるマジックを見て、
沙羅が無言で泣きだしたのは言うまでもない。
実際、治は白目に、小島は目が点になっていた。
開いた口が塞がらないという言葉を初めて体感した気分だった。
三人は、一目散に駆けだした。
次々と罠は起動するが、我を忘れ、走ることだけに集中した三人の
足は速く、起動前に効果範囲外に逃げていた。
ただ、空ぶった罠は全て他のプレイヤーたちに襲いかかったのは
言うまでもない。
「よし、着いた」
なんだかんだでボロボロになりながらもようやく健史は
紫表のもとにたどり着いた。
慣れた感じで鈴未とおままごとをしている。
健史は知らないが、紫表は幼少時代、基裏の相手を存分にさせられていた。
「紫表、ヒントくれ」
「ありがとう、救世主に見える」
紫表がいきなり健史の両肩を両手でがっしりと掴んだ。
目からは助かった、とでも表すような光線が放たれているような気がする。
一体何があったんだろうか?
紫表は、紙に書かれたものを見るや否や、
ドンマイと言って返してきた。
「それ、そういうイメージの地形を回ってヒントを集めろってことだ。
自分で歩き回らないと絶対無理。
ところでお前なんでそんなにボロボロ!?」
ようやく紫表はそこに気付いたようだ。
あの後、さらに十個ほど罠にかかった健史君だった。
「思い出した!666個だ!」
とある部屋にて代介は何かを思い出したようにそう言った。
続く
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紫表奮闘中
鈴未「はーい、今日の晩御飯はあん肝ならぬ河豚肝!」
紫表「毒殺する気まんまんじゃねーか!」
人に嫁役押しつけたにも関わらず、料理をする真似事をしている。
鈴未「あとねー」
無視かー、ちょっと酷いなー。
鈴未「トリカブトの根のお浸し!」
紫表「絶対わざとだろ」
なぜ毒物二連チャン?保険金殺人だったらやっぱり立ち場
逆転させない方がいいって!
鈴未「日の丸弁当鰻付き!」
紫表「それもダメ!」
鈴未「アイス&てんぷら!」
紫表「どんだけ俺が嫌いなんですか?」
死にたくなけりゃあ腹壊せと?そうかそうか。
鈴未「ドリンクはホルムアルデヒド溶液だよ!」
紫表「それホルマリンだよ!劇薬だよ!」
鈴未「ナプキンはちゃんと消毒したよ!青酸か・・」
紫表「お願い、もう止めて・・・」
鈴未「人にものを頼む時は?(笑顔)」
紫表、本日二度目の土下座。