コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: リバーシブル ( No.56 )
- 日時: 2011/05/28 21:34
- 名前: 北野(仮名) (ID: TLzqUYoL)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel6/index.cgi?mode
=第四十五話=ネタが切れてきた・・・
「あ、でも・・・」
紫表が山へと戻っていく健史を引き留める。
一つだけ、ここにありそうな物がある。
「玩具茶碗ってこれじゃね?」
紫表が、手元から小さなお椀を取り出す。
それはおままごとに使うようなおもちゃの小さな茶碗だった。
渡されたそれの裏を見る。
そこには、「た」と「ト」の二文字が書かれていた。
これだけではさっぱり分からないがヒントは一つ見つかった。
これをメモした後、紫表に返してから伊達たちのもとへと
また走り出した。
「ここはどこだあ!!!!!」
走った。あいつらはただひたすら真っ直ぐと走っただけだ。
罠を恐れ仕掛けた友人を怒り、ただ全力で走った。
その結果が、見たことの無い池にたどりついたことである。
小さい池だということにも関わらず、
一筋の橋がかかっていた。
池の水は、濃く青色に輝いている。
これを見て、小島はあることに気付いた。
「瑠璃色の池にかかる一本の橋・・・」
小島はそこに駆け寄った。
前に立って見ても、何も見つからなかったが橋の真ん中に
正方形の白い切れ端が見えた。
「あれだな」
基裏の言っていた通り接着剤で張り付けられている。
そこに書いてあったのは、一文字の片仮名と一文字の平仮名。
「ロ」と「ん」だ。
「よし、次いくぞ」
小島が休んでいる二人に先を急ぐよう言う。
パソコンにヒントを控えた沙羅はパソコンをたたみ、
寝っ転がっていた治は、よっと言って起き上がった。
「他のヒントも見つかればいいが・・・」
「おっ、これしめじじゃね?」
「爽、脱線しすぎ」
新参者の集合体、Dチームの一番の常識人、
天は関係のないことをやっている爽をじっと睨みつけた。
だが、そんなことには目もくれずにまた次の標的を定めた。
「小さい木だなー、しかも同じ大きさのやつがもう一本生えてんぞ」
何がツボにはまったのかは分からないが爽はバカ笑いしている。
こいつといると疲れる時がある。
そう思いながら隣の波の様子を・・・
「しめじってねえー、味噌汁に入れたらおいし・・」
「波、しばらく黙ってて。うざいから」
「ひどい!」
こいつじゃなかった。こいつらだ。
元気だけが取り柄の二人っ子を抱えるような気分だった。
「ていうか・・・あんだけじろじろ見たなら気づけよ」
双子のように仲良く並ぶ木に、ヒントの紙は貼ってあった。
記されていたのは「イ」と「も」。
即座に頭の中にインプットして、次を探しに行った。
短えっ!でもここで次回に続く
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紫表奮闘中
鈴未「お父さん、しっかりして!」
いつの間にか設定がお父さんに変わった。もういっか。
紫表「なんだ、鈴未」
メンドクサイが続けよう。設定の細かいところが分からない。
とりあえず、話を聞いて聞き出すか。
鈴未「あんたなんかが呼び捨てにすんじゃないわよっ!!」
紫表「えぇっ!!」
待て待て待て待て待て待て待て待て!!!!
なぜそんなことを言われないといけないんだ!
まずそこの説明を頼む。
鈴未「この浮気男!母さんを裏切って・・・」
マジか!想像より話重っ!
鈴未「美千流なんて変な女に着いていって・・・」
美千流なんていう女子いましたっけ?
いるけど女子じゃあないと俺は思う。
だって言うことがいちいち物騒なんだよ。
紫表「それはちが・・」
鈴未「言い訳しない!」
あれ?もしかしてさっきより悪化した?
だって今度は悪い方だぜ?
紫表「話をきい・・・」
鈴未「触れないで!!」
マジか!おままごとってこんなに日常を超越した
ドロドロ感があったのか!
鈴未「あんたなんか!」
(おもちゃだとしても)包丁なんて振り回すな!危ないだろうが!
紫表「さすがにそれはダメ!」
鈴未「人にものを頼む時は?」
三度目の土下座です。