コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: リバーシブル ( No.57 )
- 日時: 2011/05/29 20:11
- 名前: 北野(仮名) (ID: TLzqUYoL)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel6/index.cgi?mode
=第四十六話=笑いが取れない・・・
「かかりし七色は虹のことじゃな」
仕掛けられる罠を物ともせずに突き進む御年配チームは
かかりし七色を探していた。
もうすでにこれの大体の見当は付いている。
七色とは赤橙黄緑青濫紫だ。つまりは虹だ。
虹なんてどこを探せばいいって?
ずっとかかっている場所なんてあるのかって?
それがあるんですよ、この山には。
名前はそのまんま虹の滝。
飛び散る水飛沫は絶えず美しい橋をかけている。
ヒントを見た時真っ先に気が付いたのはこれだ。
「ほれ、あった」
ご丁寧に濡れないようにプラスチックの下敷きのようなものに
包まれている。
記されていた文字は「二」と「み」。
スッと一瞬見たのちにまた次のヒントへ向けて歩き出した。
「そういえば、紫表もここが好きじゃったの」
零花は去る前にそれだけポツリと呟いた。
「第一のヒントです」
屋敷で紫表と鈴未が使っていたおもちゃの茶碗に書かれていた文字のことを
宗治と美千流に健史は告げた。
「OK、ありがと。じゃあその「た」と「ト」について考えましょ」
美千流が積極的にその場を仕切る。
こういう姿を見ると次期当主の威厳が見えて良いのだが
紫表たちの話によると学校ではちょっと・・・
なんだかこのゲームが始まって一番苦労しているのが
自分の気がしてならない健史君である。
「たを片仮名にしたらどうだ?並べたら外になるぞ」
「候補として入れてみるわ。でも多分違う。No3のスレッドから
分かる通り基裏ちゃんはこの手のことは強いわ。そんな一筋縄では
いかないと思う」
「そうか、じゃあ・・・」
「どちらかが答えの一部、もう片方が順番を示しているという考えはどうでしょう」
「アナグラムってこと?」
「はい」
「それもありえるわね。とりあえず、全部揃ってから考えましょうか」
たった一つのヒントで分かることなんてたかが知れている。
答えを求めるためにも新たな物を得るためにまた歩き出した。
「つぎは、虹の滝に行こっか」
「ん?もしかして雷岩ってこれかしら?」
波と爽のグダグダさに振り回されていた天が
ギザギザに割れ目の入った大きな岩を見つけた。
その傷跡がまるで雷の様に見えた。
「雷ってねー、ピカッと光ってドッガーンなんだよ」
「波、口縫いつけるわよ」
「それはひどいぞ、天。何も食べれないじゃないか」
「あんたも一緒にどう?」
尋常ではないほどイラついている天に気圧され、
ついにこの三人の間につかの間の沈黙が訪れた。
「ヒントは・・・「ヘ」と「し」ね」
続く
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紫表奮闘中
現在鈴未ちゃんは歌っています。
鈴未「明りをつけましょ〜♪」
雛祭りっすかいいですねー。やっぱりこの子も普通のおんなのこ・・
鈴未「爆弾に〜♪」
ダメ!!絶対!!昔良く歌ったけどね!!
鈴未「どかんと一発はげ頭〜♪」
止めて!可哀そう!
鈴未「植毛サロンに通う日々〜♪」
悲しい悲しい悲しすぎる!ってか地味に合ってるし!
鈴未「今日は嬉しい診療日〜♪」
むごすぎる・・・
鈴未「以上、紫表君の未来でしたー」
紫表「止めてぇええええ!!!!」
鈴未「人にも・・」
紫表「お願いします」
ついに紫表は自分から土下座をするようになった!
四回目だぜ!