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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: Voice of the devil〜悪魔の声〜19話更新 ( No.33 )
- 日時: 2011/04/25 15:50
- 名前: 棋理 ◆U9Gr/x.8rg (ID: p81XYxhw)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.cgi?mode
20
「……一人みっけ」
「……え?」
「あ、いや、その…」
アホかこの女。一人みっけとか言うなよ。完全に俺たち不審な奴らだろ。
佐藤はローズを不審な目で見ると同時に、顔を赤らめた。美人なローズに関心を持たれて、少し嬉しいのだろう。……良かった、何となくではあるがローズの不信感を和らげられただろう。
「……え、えと……とりあえず僕はもう良いですか?部活に戻りたいんですが……」
「あ、ああ。かまわないぞ。急に呼び出してしまって悪かったな」
「いえ……」
俺たちに向かって一礼すると、佐藤はオカルト研究部に戻っていった。
後に残された俺は、とりあえずローズに聞く。
「おい、1人みっけとはどういうことなのだ」
「……そのままの意味ですわ。さ、次に行きますわよ」
適当にはぐらかされたうえに、俺を置いて先へと進んだ。
……結局、俺には詳しいことは何も言わないという訳か。
「次はどこに行くのだ?」
「知りませんわ。あたくしはこの学校のこと、何一つ分かりませんもの」
「じゃあなんでそんなに偉そうに言うんだよ!!」
俺の3歩手前を歩くローズは呆れたように笑った。
本当に俺はこいつの「馬車馬のような契約者」って訳かい。俺は頭の中で校内の地図を広げると、ここから一番近い部室を考えた。
「……次は音楽室だな。吹奏楽部だ」
「吹奏楽部に在籍していて、長らく欠席してた者———2人居ますわね」
「2人?」
「えぇ。名前からすると双子のようですわ。あなたも知っているんじゃなくて?」
うーん……双子かぁ。まなかなしか思い当たらない。
「とんだ馬鹿者ですわね」
「ほっとけ」
俺たちは音楽室へと足を運んだ。
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