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Re: †妄想プリンセス×女装腹黒プリンス†  ( No.106 )
日時: 2011/06/26 22:39
名前: 汽水 ◆8DOUeLxBGc (ID: D1V3wC8j)
参照: 夢みれば絶対叶うよ! きっと未来は明るいね☆

第52羽                          まりあ参上!


ひ、人に見られまして・・・?

雫が下で私は上。

そんな体勢なんだもん・・。

誤解をされる・・・。

「シズク!?」

「まりあ・・・」

「いや、これは・・その・・・」

すぐさま雫から離れる。

まりあちゃん・・嘘・・・めっちゃ美人!!

銀色のツーサイドアップに、青色の瞳。

身長は170ぐらいの長身で、モデルみたい・・。

それに・・・なんだろう。私はBだが・・まりあちゃんはDぐらい?

「ちょっと誰よ、この子。」

胸倉を摑まれ、立ち上がらされる。

「ひぃい・・し、雫さんの友達のッ・・・藤原・・紅葉です・・。」

「嘘おっしゃい!!」

「誤解のないように言っておきますと・・・私があの三階から飛び降りるので受け止めてもらったんです・・。」

「階段を使えばいいでしょ!?」

「階段は現在閉鎖されていまして・・寮生はみんな窓から外出を・・」

「そんな寮あるかあ!!」

「ごめんなさーーーい!!!!」

全力で謝る。

「まあいいわ。もう二度とやるんじゃないわよ。」

「はい!」

「雫・・嫌だったでしょ〜?

 もう、優しいんだからん♪」

うぅ・・二重人格・・?

「…………」

「何黙ってるの〜?

 ねえ、式はいつにする?
 
 高校卒業したらすぎゅだよ?」すぎゅ=すぐ

雫は黙ってはいるが、目は心なしかげんなりしていた。

もしかして助けを求めてる・・?

「まりあ・・さん?」

「何よ。」

「こんな暗いところで話すのもなんですし、あっちに行きません?」

「別にいいけど?」

「こちらで〜す。」

「さあ雫? 行きましょ・・。」

「・・・ああ。」

美人なんだけど・・性格きつい・・・。

「死ぬなよ・・雫。」

—庭園—

「そういえば紅葉。貴女、藤原財閥のお嬢様なんですって?」

「ええ・・・。」

「でも、両親が亡くなったんで貴女が遺産相続をしたんでしょ?」

「ええ、まあ。」

「ふーん・・じゃあお金はあるのね?」

「ええ。○千兆ほど・・・。」

「ふーん・・しょぼいわね。」

「な・・人にお金いくら持ってるか聞いてその感想はないでしょ!?

 それになんで両親が亡くなったこと知ってるんですか!?」

「だってあたしはフラムコ国の姫なのよ?」

「ええ!?」

驚いた理由は二つあります。

一つはそんな無限に金持ってそうな国の姫だってことで、二つ目はこの学園姫とか王子の出現率高いことです。

そういえば檸檬もお姫様で、その自称婚約者のユカム=アリーナさんも王子様。

はあ・・・。ついでに私もお嬢様だしね。

「どう?」

「驚きました。」

「ええ、そうでしょうね!

 庶民よ、跪くがよい!
 
 わが下部にしてやるぞ。」

「日給いくらですか?」

「・・・?」

「おいまりあ、やめとけ。

 紅葉は現実的なところもあるからな。」

「雫がそう言うならやめるわ〜!」

うわあ、吐き気がするほどの熱愛。

それに二重人格だし・・。

そうか、雫がまりあちゃんを嫌いなわけが分かった。

同情します・・・。

ちゅー

「「!?」」

まりあちゃんが雫の頬にき、キス・・した・・・。

「・・・///」

そして、他人のキスシーンなど見てしまった紅葉は、鼻血をドバドバ出しながら赤くなっていた。

・・・まあ、私も雫とキスしたわけで。

それに唇に!!!

「やめろよ。」

「何で〜?」

「気持ち悪い。」

「そんなあ〜・・・雫の初接吻ファーストキスはあたしが貰うのよー!」

「じゃあそれ無理だ。
 
 俺、もうキスしたことあるし。」

「はあ!? 誰よ、その馬鹿女!!」

「…………」

チラリ

まりあちゃんが私を睨む。

怪しいと思ってるんだろうな・・。

「(まだ鼻血出してるわね・・・大丈夫なのかしら・・・。

  ティッシュ・・渡すべきかしら・・。)」

真相はこうでした☆←