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Re: †妄想プリンセス×女装腹黒プリンス†  ( No.116 )
日時: 2011/07/03 18:23
名前: 汽水 ◆8DOUeLxBGc (ID: D1V3wC8j)
参照: 自分へのご褒美は——・・金! 行きたい場所は——・・二次元!

第60羽                          雫の反応 —根性がある奴—



「——だからコーラス部に入りました」

「……やめとけ。死ぬぞ。」

「……?」

「だから・・・無謀。

 生命力を吸い取られるぞ。坂本教諭に。」

「どーゆー意味?」

「坂本教諭は幽霊だっていう噂があるんだ。

 そもそもこの学園が出来たのは200年ほど前。

 コーラス部に部員が沢山居たのはその頃だったそうだ。

 今や学校の七不思議になってる。」

この小説・・どんどんファンタジー化してない?

「だって・・・歌うことは私が好きなことだし・・。

 人が・・・喜んでくれると・・私も嬉しいから・・。

 だから、私、やり遂げる!」

「……なんだか、お前が羨ましい。」

雫が小声で呟いたのを、私は聞いていなかった。

「みっちゃんは幽霊だとしてもいい幽霊よ!

 少なくとも呪われたりしないわ!」

「…………」

「だから、私、ドイツに行って世界選手権に出るの!

 部員集めて、昔の栄光を取り戻してみせるの!」

「ドイツって・・有名な作曲家が居たところか。」

「雫、私、テレビに出る」

「それはどこぞの電○女と○春男の台詞をパクったのでは・・」

「作者って深夜アニメばっかり見てるよ」

—雑談で盛り上がる人達—

「明日は・・ドイツかあ・・・」

「…………」

「優勝できるか分からないけど、きっと・・やれば出来る!

 お母様だって、紅葉はやれば出来るコだって言ってくれた!」

「……頑張れ」

「……ありがとう」

雫が、初めて応援してくれたのが嬉しすぎて、私は今夜眠れるか不安だった。