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Re: †妄想プリンセス×意地悪プリンス† ( No.12 )
日時: 2011/05/19 16:21
名前: 汽水 ◆8DOUeLxBGc (ID: 2romsaeA)
参照: タネタイ…(゜ω゜)ノプリン  (`×´)ダメ!

第8羽                             

チュンチュン・・・

小鳥が鳴いている。

朝になったのか・・。

「ふぁ〜〜・・

 おはよう、麻美。」

「・・。」

「麻美?」

いつもは私の方が起きるのが遅いのに・・。

どうしたんだろう?

作者「紅葉は忘れんぼですね♪」

「麻美ぃ・・起きて!」

「ん〜〜・・」

はぅあッッ

「あ、あ、麻美はこんなに美少女だったかしら・・。

 ってゆーか美陽さんに似てない?」

その顔が寝ているので更に魅力的だ。

ああ・・完全に私の思考回路は親父化している・・。

駄目だわ、こんなんじゃ・・。

「美・・・・・・・・・」

あ・・思い出した。

残酷な現実をね。

私の前の可憐な美少女は男だ。

ま、男でも美少年だからいいや!

それにしても昨日の王子様姿はカッコよかった・・。

鼻血がダラダラ流れ出ているのすらきずかなかった。

「は!

 でももう少しで遅刻だわ!

 着替えて学校へ・・。」

私は雫の顔にタオルを被せ、0.001秒という、ギネス記録並の時間で着替えた。

仕方ないので、まだ寝ている雫も起こしてやろう。

ああ・・なんて情緒深いんだ・・私は。←そんなの関係ない・・

「雫様〜起きてください、遅刻しますよ。」

「あっそ。」

雫はサッサと起きだすと、いつ造ったのか、秘密部屋があった。

そこを着替えた状態で0.00001秒で出てきたではないか。

私はギネスではなかったわけで。

「お前も遅刻するぞ。」

「・・・ちょっと待って。

 男の姿でどうやって女子寮を通り抜けるの?」

「まあ見てなって・・。」

雫は窓を開けて、そのまま飛び降りてしまった。

「ちょっと!

 ここ3階!3階ぃぃ〜〜!」

急いで下を見下ろすと、雫は居なかった。

「し、雫は超人だ・・。」←お前もそうだと思うよ