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番外編　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　雫が女装する理由

登場するのは紅葉と雫、たまに汽水。


も「ねえ、そういえば雫って何で女装してるの？」

し「……は？」

も「ただの趣味？　それとも理由があるの？」

し「別に・・」

も「疑問に思っちゃうともう止まらないの！

　　教えてよぉ・・」

し「黙」

も「…………」

紅葉の心の中

女装しないと死んじゃうから？

お祖父様の遺言だから？

も「教えて・・・よ・・」

し「……しょーがねえな・・／／／」

き「あ、照れてる」

し「作者うぜえ！！」

も「教えてくれるの？

　　ありがと！」

し「……だから」

も＆き「？」

し「……母が・・」

も「ん？」

し「母が大馬鹿だからだよッッ！

　　この学園に入学させてやったんだから女装しろだとさ！

　　俺は女装趣味なんかじゃない！」

も「・・・でも大人しく女装してるじゃん・・・。」

き「要するに趣味じゃないの？」

コソコソ話す二人。

し「仕方ないだろ・・・俺、ヴェラルリア王国の学園嫌だったから無理に入れてもらったんだ・・。

　　やるしかないんだよ・・」

紅葉、弱弱しい雫に母性抱きまくり。

も「・・・雫・・。

　　わ、私が・・何とかしてあげるよ！

　　何かしてほしい？」

き「やめたほうが・・・。」

し「じゃあお茶買ってきて。」

も「……は？」

し「お前、マジで騙されやすい性格だな。」

も「ええ！？　わ、私・・どこから騙されてたの！？」

し「さーな・・」

汽水、立ち去る。

も「あ！　作者が逃げる！

　　作者、待て！　私がどこから騙されてたか教えろ！」

き「ざまあ」

し「うわあ」

雫の心の中

理由は、本当だけどな。

ほんと、コイツからかうの面白れえ。