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Re: †妄想プリンセス×女装腹黒プリンス†  ( No.127 )
日時: 2011/07/16 21:25
名前: 汽水 ◆8DOUeLxBGc (ID: D1V3wC8j)

第64羽                             決勝進出! —友達は—

※(紅葉が乙女です)

天国のお母様

まさか私なんかが決勝へ進出出きるなんて思ってもみませんでした。

ちなみに準決勝で歌った曲は『メルト』

「もみるん、やったわね!」

「・・坂本教諭が喜んでくれるならお安い御用です。」

「もーみっちゃんで良いって・・。」

「はい、ではみっちゃん。」

「明日は決勝よー!」

「頑張りますね。」

「絶対絶対かつてのコーラス部を取り戻すのよ!」

「はい・・。」

テレビで勝手に宣伝するのは禁止されているのでは・・。

プルルル・・

「あ、電話だ。」

「国際電話!?」

「もしもし?」

私は子機を取る。

『もしもし? 紅葉ちゃん?

 私、麻美。』

『あたしは檸檬よ』

「あ、麻美と檸檬!? どうして・・。」

『テレビに映ってたからさ、電話掛けてみたんだ。

 今大丈夫?』

「うん・・・」

『頑張りなさいよっ! エナメール学園の名誉のために!』

『檸檬ちゃん・・』

「アハハ、檸檬はツンデレだね。」

『だ、誰がツンデレじゃー! //』

『紅葉ちゃん、頑張って。』

「うん・・有難う・・。」

感動で涙が出てくる。

『・・まあ頑張って。』

「ありがと・・私・・ずっと緊張してたから・・。

 声聞けて嬉しい。」

『泣く事ないよ。』

「うん・・・・・」

『あ・・で———が———もっ———き——』

プープープー

切れてしまった。

「もみるん・・?」

私は服の袖で涙を拭いた。

「みんな、私、頑張るね。」

友達って、

何よりもステキな宝物だね。