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Re: †妄想プリンセス×女装腹黒プリンス†  ( No.129 )
日時: 2011/07/21 15:06
名前: 汽水 ◆8DOUeLxBGc (ID: D1V3wC8j)

第66羽                             問題発生中

「うううううう……」

私が何故嘆いているか説明しましょう。(前にもなかったか……?)

雫に彼女が出来ちゃったのです……。

学園に帰ってきたとき見たのです。超可愛い子と雫(美陽じゃないよ)が歩いてたのです。

しかも笑い合いながらっ!

私、立ち直れない・・。

「何してるの? 紅葉。」

「檸檬は知らないの!? 雫に彼女が出来ちゃったのよ!?」

「あっそ。————!?」

「見たもん、私。雫と女の子が歩いてるところ」

「来往君に彼女・・。かの・・じょ……」

「れ、檸檬! 気を確かに!!」

檸檬が失神しかかったので私は慌てた。

「……雫様ファンクラブの皆に知らせないと……。

 あたし会長だし・・。」

ああ、会長なんだ。

雫に彼女が出来たってことは‥もう同室じゃないよね。

寮に帰ったら一人なんだな。

私は机に顔をぶつけた。

「痛ッ‥。」

「ねえ、藤原さん。」

「あ……貴方は?」

見覚えのない柔らかな雰囲気の人が私に話しかけてきた。

ピンクのロングヘア、黄緑の瞳、銀ぶち眼鏡をかけている。。

「私、天野 桃香。」

「桃香ちゃん‥? 何で私のこと知ってるの?」

「藤原さんのことを学園内で知らない人は居ませんよ。

 モテモテで運動神経抜群、成績優秀。」

成績優秀は間違ってるよ。うん。

「その藤原さんが……落ち込んでらっしゃるので……。

 何かな、と思ったんです。」

「‥好きな人に彼女が出来ちゃったんだ。」

「まあ‥‥藤原さんでも叶えられない恋なんてあるんですね……。」

「叶えられない恋のない人なんて居ないよ。

 桃香ちゃんは彼氏持ちでしょ。」

「な、何で…‥//」

「なんか分かる。」

「…………」

「私ね、もうその人には近づけない。
  
 友達(?)だったんだけどね。」

「そんなコトありませんっ!

 彼女が出来たから友達やめるなんて……おかしいですっ!」

桃香が怒っている。

まったく、おせっかいな人・・だな。

「ありがと。桃香。元気出た。」

「え? 良かったです!」