コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: †妄想プリンセス×意地悪プリンス† オリキャラ3名募集中! ( No.34 )
- 日時: 2011/05/14 21:42
- 名前: 汽水 ◆8DOUeLxBGc (ID: 2romsaeA)
- 参照: タネタイ…(゜ω゜)ノプリン (`×´)ダメ!
第21羽 ファイアーストーム=告白
「ただいまよりファイアーストーム告白タイムを始めます。」
生徒会長が言う。
「今年からは男子が女子に告白してもokになりました。
女子の皆さん、期待していてください。」
生徒会長が下がると、だんだん静かになってくる。
皆 緊張しているのだ。
「あの・・」
「はい?」
川村先輩・・・・あんた何人からの告白受けてるのよ・・。
あ、あっちには雫・・・。
「麗しき乙女の告白タイムですなあ〜〜・・」
あ、こんなところで年寄り言葉言ってないで私もあの中に混ざらないといけない・・。
私の手にはしっかりスプーンが握られている。
成功した時に食べられれば一番良いが、ふられたらふられたで他の男子とカップル成立のフリして食べるのだ。
まあ要するに食い意地がはっている。と言った方がいいのかもしれない。
そんなくだらない事を考えていた。
「さあて・・」
お得意のジャンプ!
タッと地面を蹴り、上へ跳ね上がる。
そして思いっきり人ごみへつっこんだ。
シュタッ
軽やかに地面に降りる。
「川村先輩^^」
「・・まったく君は川村先輩川村先輩五月蝿いな。」
「別にいいじゃないですか。」
「で?何。
君も告白?」
「は・・・」
あ。
告白のセリフ・・考えてねェ。
『好きです』じゃお決まりだし・・。
『付き合ってください』もありきたり。
「わ、私と一緒に特製LOVEアイス・・・た、食べませんか!?」
そう言って、頭を下げる。
「・・・はぁ?」
あれ。
川村先輩の声じゃない?
紅葉は頭を上げ、前に居る人の顔を見る。
紅葉の瞳に映っていたのは---------
「し、ずく?」
その途端 よぎった言葉は、麻美から聞いた、『その木の下で告白すると絶対結ばれるんだって〜』と、
あの天使の『きっかけを作れば・・(後略)』だった。
その木っていうのは絆の木。
本当は友情を誓い合う場所なんだけど・・。
いつのまにか告白スポットになっていたのだ。
「ご、ご免なさい! 今のは間違いです。
特製アイスに目が眩んだ食い意地ですゥゥ〜〜」
そして、思いっきり本音をぶちまける、素直な私。
中断
- Re: †妄想プリンセス×意地悪プリンス† オリキャラ3名募集中! ( No.35 )
- 日時: 2011/05/15 13:54
- 名前: 汽水 ◆8DOUeLxBGc (ID: 2romsaeA)
- 参照: タネタイ…(゜ω゜)ノプリン (`×´)ダメ!
続き
「あ〜、俺もアイス食べたいから成立したフリして食べに行っちまおうぜ。」
「・・・・
うん! そだね! 食べようか!!」
食欲が恥に勝ったわけで。
周りの女子が、
「え〜!?
なんで藤原さんだけェ〜・・」
「だってお前らと食べると不味い。
恋愛感情持ってない奴と食べるのが一番良い。」
た、たしかに恋愛感情なんて持ってないけどさぁ・・。
なんかさ・・・・なんか・・。
言葉にならない言葉が頭の中を駆け巡る。
「まあ汚物と食べても不味いだろうが。」
「・・・!!」←行き場のない言葉
な・・・。野郎良い度胸じゃねえか。ええ?
・・・・ま、アイス食べられるからいいや!
紅葉達はアイスを受け取りに行くのだった。
「おめで・・って!!!
雫君、彼女出来たの!?」
嘉穂先輩が言う。
「あ〜〜・・
フリ。」
「なんだぁ・・よかったぁ・・。」
嘉穂先輩・・雫のこと好きなんですね?
バレバレですよ。
「ん〜〜〜まいッッ!!」
そのアイスは超美味しかった。
グルメな私だけど、これは今まで食べた中でベスト3に入るまでの美味しさだった。
「おいち〜〜^^」
勿論 本当に成立している人も食べてるわけで。
「皆さん!
今から花火が始まります。
ここからはロマンチックムード満載ですよ〜〜!」
あ、ロマンチックで思い出した!
川村先輩は何処へ行ったの!?
「ちょ、これ持ってて!」
雫に食べかけのアイスを突き出すと、私は駆け出した。
「川村先輩、何処ですか?」
「あ、藤原さん。
ここだよ。」
「何処行ってたんですか・・乙女の告白の最中に・・」
「ああ、あれ?
他の子も告白してたからさ〜・・。
僕ってモテるしね。
波に流されたんだよ。」
「あ・・そですかぁ〜〜・・」
「やっぱりモテると大変だね〜。
ま、僕は女なんて眼中にないけど。」
「ほ・・・」
ホモ!? と一瞬言いかけてしまった。
ってゆうか・・それじゃあ乙女を弄んでたのか!?
許せぬ・・川村 疾風。
俺のハートは復讐の心で燃えてるぜ・・。
「でも君は違うよ。
なんか僕・・君が好きなんだ。」
川村 疾風は人生初の告白をしたが、怒りに燃えている紅葉はそんなこと聞いちゃいないのだった。
「あっそうですかぁ・・。
アイス・・溶けちゃうので・・・戻ります・・ね。」
紅葉は必死に怒りを押し殺し、敬語を使ったのだった。
「きゃ〜川村先輩が居たわ〜!」
「川村せんぱぁい☆」
やばい・・これ以上ここに居たら私、犯罪者になってしまう・・。
「さよう・・ならぁ!」
「で、帰ってきたのか。」
「ここでアイスでも食べながら乙女の告白見てた方がいいしね!」
私は10個ほどのアイスを食べながら言った。
アイスを作っている男が貢いでくれるのだ。
ラッキガール・紅葉ちゃん☆
「あ〜〜乙女の告白はいいなあ・・。
見てるだけで妄想のネタになるよ、うん。」
「ここで鼻血はヤメロ。
俺のアイスにまで血がつく。」
「ところであんたもアイス作ってる女の子にそんなにアイス貰ったの?」
「ああ。」
「ちょうだい! 全部!」
「食いきれんのかよ・・。」
「私の鉄の胃袋をなめんなよ!
いつだって女の子はスィーツと心中覚悟なんだもん〜」
「肥えるぞ。」
「大丈夫! だって運動してるも〜〜ん!」
「朝3時に出て行って3時間も走ってるの。って言ってたの・・満更嘘でもなさそうだな。」
「そ〜なんだよぉ・・この前より3kg減ったし^^;」
「俺だって女の姿のときは痩せてないといけないからいつだって運動だぜ。」
そういえば・・雫は女装してるとき男とは思えないぐらいのスタイルだもんな・・。
でも身長は高いよ、女の子にしては。
作者ですら152cmなのに・・・。
作者「バラすな!!
どうせ小さいよ! 悪い!?」
「うわ、なんか変なの出てきた。」
「どっか行ってよ。
ここは3次元じゃないよ。
4次元だよ。」
紅葉は出てきたチビ作者を穴に押し戻し、それから星を見ていたのであった。