コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: †妄想プリンセス×意地悪プリンス† オリキャラ3名募集中! ( No.41 )
- 日時: 2011/05/16 23:08
- 名前: 汽水 ◆8DOUeLxBGc (ID: 2romsaeA)
- 参照: http://www.youtube.com/watch?v=YSEQe1yuu1k&feature=related
続き
「白さん・・ですよね?」
「はい、ハク=ユリハナ=ヴェラルリアです。」
「私は藤原 紅葉。」
「存じております。」
「王位・・継承者なんですね。」
「え〜〜正確にいうと候補 ってことになります。」
「候補・・?」
「ええ、僕には弟が居ますから。
僕に何かしらあったときは弟が変わりの王です。」
じゃあ・・弟さんは補欠なのか・・。
可哀相だな・・。
ん・・弟!?
や、や、待て。
まだ雫だって決まったわけじゃない。
焦らないのよ、紅葉。
「お・・・とうと・・・さんの・・・お名前は・・」
「はぁ、シズク=ユリハナ=ヴェラルリアです。」
「し・・ずくですかぁ〜〜!
ハハハハハ・・・まさか、まさかね?」
「どうなさったんですか?」
同じ名前なだけよ、きっと。
絶対!! ・・・多分。
「シズクさんって・・・
エナメール学園の・・・」
ヤバイ・・・耳に入れたくないことを聞いたわ。
迂闊だった・・。
「ああ、エナメールでは来往 ですけど。」
パリーーン・・・
紅葉のガラスのハートは小さな音を立てて崩れ落ちた。
確定じゃん・・・。
義姉さん説・・復活・・。
「本当に・・・結婚なんてするんですか?」
「僕は・・・・その、紅葉さんが好きだし。
ずっと・・憧れだったし。
結婚しても・・いいかなぁ〜〜・・なんて///」
へ〜〜・・こんな変態でも好きになってくれる人が居たのかぁ〜〜・・。
「私は-----------------」
ガチャン!!
大きな音を立てて、叔父様が部屋に入ってきた。
「結婚式の日取りを決めるぞ、白。
紅葉 お前は百合とウエディングドレスを選びにいけ。」
「もみるん☆」
「百合!!」
百合って私の従姉だよ。
〜〜〜無理矢理選びに行かされました・・。
「うわ〜〜これもみるんによく似合う〜〜!」
私が今着せられているのは、シンプルな白のウエディングドレスだ。
確かに綺麗。
「純白っていいよね。」
「私は・・何でも良い。」
結婚する気がまったくない私は、適当に選ぶ。
どうしてもさせられるんなら、いざ仕方がない。我慢する。
でも・・・なんでだろう。
どうして--------------雫の顔が浮かぶの?
白さんの弟だから?
ううん、違う。
なんか-------もっと別な理由があるはず。
いつもは『意地悪』とか『ドS』とか『腹黒』とかしか思わないのに。
でも私が本当に困ってると助けてくれて。
優しいなって思って。
で、その繰り返し。
気がついたら・・いつも一緒に居たのかも知れない。
私の隣には-------------雫が居たのかもしれない。
いつのまにか特別席へ居座ってたんだよね。
私も私でその席に居るのを許してるんだ・・。
でも・・・それを言葉にしたら終わりみたいで。
それを言葉にしたら今までの関係は壊れちゃうって思って。
だから言葉に出来ない、しない。
「それで良いよ。
ちょっと頭痛がするから帰るね。」
「うん。」
これ以上考えてたら----------『それ』を言葉にしちゃいそうで怖かった。
天国のお母様
私は一体どうしたらよいのでしょうか。
もう嫌です--------・・。