コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: †妄想プリンセス×意地悪プリンス†  ( No.62 )
日時: 2011/08/26 13:53
名前: 汽水 ◆8DOUeLxBGc (ID: D1V3wC8j)
参照: タネタイ…(゜ω゜)ノお菓子  (`×´)ダメ!

第28羽                          弟は重病!?

「もしもし?」

ある日、ある時。

超普通な日だった。

その瞬間までは。

私は遊馬の友達から掛かってきた電話に対応している。

『紅葉さん!?

 藤原遊馬の友達です。』

「へぇ。

 で? 何か?」

『それが・・・』

「?」

『遊馬が40度の熱出して……。』

「え!?」

『伝えておかないといけない、と思って。

 でも・・・紅葉さんはここにこれませんよね。

 失礼します!!』

「え!? ちょ、ちょっと・・・」

ツーツーツー・・

電話が切れた。

教えとこう(誰に?)、私が行けない理由は天の神は男子校だからだ。

つまりBLの宝庫である(((((

「行けなくても・・行くでしょ!?

 普通は。」

だったらどうやって行くのだ。ってことになる。

何故なら女の私は男子校には行けないからだ。

それなら男装すればいい。

幸い、今は雫も居ない。

まあ雫に見られてもどうってことはないのだが。

だってアイツも女装してるしw←小説で『w』!?

「さぁて。」

クローゼットの奥底から遊馬の服を出す。

これはお古だが、遊馬は私より背が高いので着れる。

いつものツインテールはひとつまとめで縛る。

後は服を着れば男性にしか見えないであろう。

だって……その、ねぇ。

うん。

「ただいまもどりま--------」

……あ。

「な、何故女子寮に男性が!?」

貴方もね。

「りょ、寮長せんせi「しーッ」

しず・・もとい美陽の口を押さえる。

「なんですか・・?」

美陽は怯えきった表情をしている。

まあこれも演技だろう。

本音は『うぜぇ。早く出てけ。』だろう。

誤魔化しとこ……。

「ご、ごめんなさい!!」

窓から飛び出そうと試み、窓を掴んだ。

誰だ、コイツ……という顔を雫はしたが、放っておいた。

今するべきことは遊馬の看病だから!!

その後、私が窓から落ちて転んだのは言うまでもなかったりする……。