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第33羽　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　初めてやりました、バイトっていうものを

紅葉　麻美　檸檬で話してます。

「クリスマスなのにバイトやるんですの！？」

「うん・・」

「いいとこないかって？」

「私が知ってる限りでは……

　モンブランっていう店しかないよ。」

「も・・んぶらん？」

「うん。」

「そこで何を募集してるんですの？」

「う〜〜ん……よく知らない。」

「まあいいや。
　
　行ってみる！」

「いってらっしゃい〜」

「もう帰って来ないで下さいませ〜」

「なんて残酷なことを！」

〜〜〜モンブラン

モンブランっていうお店は、可愛いお店だった。

スイーツ風の飾りがところどころに付いている。

そして、確かにアルバイト募集　と書いてある看板がある、

「お、おじゃましま〜す・・」

店のドアを開けると、クリスマスツリーが光っている。

で、誰も居ない。

「休み・・？

　でもそんなこと書いてなかったし……」

「……誰？」

「・・！！

　あ、あの！

　アルバイトの募集の看板を見て来ました！
　
　藤原　紅葉です！」

「あっそ。

　じゃあ採用。」

「・・・・？」

「そこの服着て。」

い、いきなり言われても・・。

ってゆーかこの人誰！？

「どなたですか？」

「私？

　この店の店長」

「……そですか。」

そう言ってから恐る恐る服に近づいた。

「赤色・・白色で淵どってある。」

拾い上げた瞬間、私は驚いた。

口をあんぐり開けて、突っ立っている。

だって……その服がさぁ、

「サンタ！？」

「違う、レディーサンタ」

同じだよ　と言いそうになったがその言葉は飲み込んだ。

「こ、これを私に着ろと！？」

「ええ。

　出来ないなら天使の格好でｍ「よし、引き受けた。」

バッチグゥ！　をする。

って・・バイトやめようかな・・。

大体　なんも書いてないよ！

店長　適当だなぁ・・。