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Re: †妄想プリンセス×意地悪プリンス† ( No.9 )
日時: 2011/04/21 21:50
名前: 汽水 ◆8DOUeLxBGc (ID: sEySjxoq)
参照: タネタイ…(゜ω゜)ノプリン  (`×´)ダメ!

第5羽                              私は貴方の○○ですか!?

「ふぅ・・・」

あれからテストがあった。

んで、今日発表されるのだ!!

「紅葉ちゃん、すごいね!」

「?」

「2位だよ!!」

えっ!?

あれだけ勉強して2位!?

1位は誰なの!?

「麻美、どいて!!」

麻美を押しのけて、私は結果を見る。

そして、私の目にとびこんできたのは・・・。

「来往・・・雫。」

げっ!!

授業中寝てやがったのに・・・・。

私は皆が結果の壁新聞のところに居るのを確認すると、教室に行った。

そして、ドアを握り、

ガラガラガラガラッ

ドアを開けた。

でも、来往 雫は寝ていた。

私は先生の机にあったマイクをつかんでスイッチを入れると、

「来往 雫!!

 起きなさい!!!!」

と、叫んだ。

そのマイクが学校中に流れていることなんて知らないで。

「・・・」

反応が無い。

もう一度言ってみることにした。

「来往!!

 コラ!!

 クズ!! 起きろ!」

「・・・」

まだ反応が無いので、近づいて恐る恐る声をかける。

「雫・・・?

 起きて。」

優しい声をかける。

勿論、顔はすごい形相だったが。

「んあ〜〜?」

「あ、起きた!!」

「誰だった・・・か。」

「藤原 紅葉だけど。」

「ふぅん、そういえば隣の席だったか・・・」

「何!?

 覚えてないって言いたいの!?」

「ああ。

 いちいちつきまとう女子の名前がすっげー響くんだよ。

 で? なんだ? お前もファン?」

げっ・・コイツ・・・。

女子にはクールで・・カッコイイとかいうイメージあったけど・・。

意地悪だ!!

「違うわよ!

 何言ってるの!?

 自惚れてんじゃねえ!!」

切れているといい加減 男言葉を使うが、勿論みんなには言ったことはない。

「じゃあ何しに来た。」

「あんたさ・・・。」

・・・あれ?

何 言いたかったんだっけ・・・。

おかしいな・・・。

あんなに怒ってたのに・・・なんで?

「ぇっと・・」

「何。」

「すごいね・・・1位。」

あぃ!?

うわぁ!!

私、何言ってんだ!!

「すごいよ。」

自然に顔が笑顔になっていた。

「・・・・・・あたりまえ。」

ッッ・・・!!!!

こっちが褒めてやれば・・・。

「ちょっと・・・雫!」

「お前に呼び捨てにされる覚えは無い。」

雫が睨んでくる。

「雫様。」

「・・・・・プッ。

 そういうことじゃねえよ。」

「じゃあ・・・ご主人様とか・・・。

 やってほしいタイプだが、やるのも悪くない??

 ねえご主人様、似合うと思う?」

「ご主人様はやめろ。

 雫でいい。」

「さっき呼び捨てにしちゃいけないって言いましたよね、ごしゅじんさ・・・雫。」

「お前・・・藤原とかいったな。

 ---------------------気に入ったぞ。」

「??」

「よし!!

 今日からお前は俺専用の玩具だ。」

玩具のところだけかなり小さい声で言われた。

「は・・・。

 私はお嬢様だかんな!」

「それがどうした。

 俺はヴェラルリア王国の王子だぞ。」

「うぅっ・・・。」

「逆らえないだろ?」

「はい。私の持ち主様。」

「そろそろ寮に帰るぞ。」

「あ、ちょっと待って。」

私はゴソゴソとポケットから水晶のカケラをとりだす。

「はい!」

「なんだ?これ。」

「水晶のカケラ!!

 私も持ってるんだ!

 お母様の・・形見。」

「いいのかよ、そんなもの。」

「いいの!

 なんかあげたくなっちゃったから!」

その後、教室から出ると、皆が騒いでいたのは言うまでもない。

だってマイクの放送で校内に思いっきりながれたのだから。