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Re: †妄想プリンセス×女装腹黒プリンス†  ( No.91 )
日時: 2011/05/31 21:56
名前: 汽水 ◆8DOUeLxBGc (ID: 2romsaeA)
参照: 夢みれば絶対叶うよ! きっと未来は明るいね☆

番外編                             紅葉の過去 〜忘れられた約束〜

サブタイトルは気にしない。

〜〜〜紅葉五年生

「んはァ〜〜!」

「こうようちゃん、授業中半分寝てたよ?」

「鼻血も出してたな。」

「さすが変態」

下校中だった。

私、紅葉と檸檬と志亜羅(以下しあー)と久能と雫と下校してる。

さっきから雫は一言も話さない。

「し〜ず〜く☆」

よせばいいのに私は雫を呼ぶ。

「・・・・何だよ。」

「え……何って。」

「何だよ、理由もないのに呼んだわけ?」

「ん〜〜と……雫の・・す、好きな食べ物って何だっけェェ〜?」

「林檎」

「林檎か〜」

「……お前は、」

「ん?」

「お前は……なんだ。」

「私? う〜〜ん・・苺かな・・?」

「ああそう。」

それだけ言うと、雫はどこかへ消えてしまった。

「ねえしあー、久能君。

 何かあったんですの?」

「俺は知らない。」「僕も、以下同文」

「じゃあ私聞いてくる!!」

〜〜〜チャッチャラッラ〜

「はい、効果音終わり。」

〜〜〜雫の家

ピンポーン

チャイムを押して、しばらく突っ立つ。

いつみても大きい別荘だ。

『はい?』

「来往君の友達の藤原 紅葉です。

 用があって。」

『じゃああがりなさい。

 雫は部屋に居るわ。』

いやにあっさりしてるなあ……。

〜〜〜雫の部屋

「こんちゃあ〜〜す!!」

手をあげてハイテンションで挨拶をする。

雫は呆れたような驚いたような顔でこっちを見ている。

「ね」

「…………」

「何か……あったの?」

「……別に。」

「別にじゃないしょ〜〜?

 何かあったえしょ?」

「頭打ったのか?」

「何があったかって聞いてるんだってばあ!!」

雫が少しでも元気になれば、と思い、ブリブリガールで話す。

これを心の声に置き換えると、

『何かあったって聞いてるの。

 答えな』だ。

「まあいい。

 教えてやる。耳貸せ。」

かがんで耳を傾ける。

「----------あのな」

そこで雫から聴かされた言葉は、思いもよらなかった・・・・・。