コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: †妄想プリンセス×女装腹黒プリンス†  ( No.95 )
日時: 2011/06/05 20:58
名前: 汽水 ◆8DOUeLxBGc (ID: 2romsaeA)
参照: 夢みれば絶対叶うよ! きっと未来は明るいね☆

第42羽                        悪戯だったんだ                   

                   
「麻美さん、こんな時間に何をしてらっしゃるんですか?」

「目が覚めちゃったから散歩してたんです。

 そしたら門の前に紅葉ちゃんと美陽さんが居て——。」

「そうなんだぁ・・。」

焦りながら紅葉が言う。

女子寮に男が来ることなんて知られたら大変だ。

勿論、男の雫は除いて。

「どうしたの? 紅葉ちゃん。

 汗だくだよ。」

「や・・暑いからぁ・・・。」

「気温はかなり低いと思うよ。」

[大馬鹿娘。
 
 後先考えずに言うな。]

こんなときにテレパシー使うんじゃない!

「熱があるんじゃない?」

「大丈夫!

 元気元気! 大元気だよ! 紅葉ちゃん!!」

「やっぱり変だよ?」

麻美は心配性だがこれは紅葉に原因があると思われる。

「早く寮に戻って休んで。

 ね? 美陽さんも付いて行ってあげて。」

「はい・・」 「うん・・・」

紅葉と美陽はおとなしく言うことを聞いた。

これ以上待っていても仕方がない。

きっと悪戯だったんだよ・・・。