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Re: †妄想プリンセス×女装腹黒プリンス†  ( No.97 )
日時: 2011/06/06 13:33
名前: 汽水 ◆8DOUeLxBGc (ID: 2romsaeA)
参照: 夢みれば絶対叶うよ! きっと未来は明るいね☆

第43羽                          ああ! 何がどうなってんの!?


「あ、え?」

 電話の着信がもう一件着ていた。

 水、ですか!?

 あんた悪戯じゃなかったんか!!

 文句言ってやる!!

「ちょっと電話してくるー。」

「どうぞ」

 プルルルル・・・

 怒りに満ちる、私です。

『もしも・・・「ちょっと水! 時々雫!!」

『は?』

「来なかったじゃないのよォ!!」

『門の前に居たぞ。俺は。』

「男子寮?? え?」

『女子寮』

「来なかったじゃん!」

『行った。』

 その声があまりにも冷静で本当のことかな? と思ってしまった。

「居なかったよ!
 
 なんなら証人が居るわ。呼んであげる。」

『じゃあ呼んでみろよ。俺にも証人が居るし・・。

 もし行ってなかったらお前の願い、何でも聞いてやるぜ。

 その代わり行ってたらお前が俺の下僕だぞ。』

「その条件、のんだ!」

 ガチャ、と目の前の扉を開け、中へ入る。

 丁度雫も電話してたところだった。

「雫! この約束破りに証明してやってよ!」

「紅葉! この大馬鹿に証明してやれ!」

「「別にいいけど。」」

 携帯を交換して私が言ってみる。

「誰かしんないけどさー、私が証人の紅葉だよ。」

『は?』

「え?」

 声がさっき電話してた奴に似てた。というより同じだった。

「水?」

『こうよう?』

 声が近くで聞こえる。

 まるで隣に居るように。

「『近くに居る(のか)?』」

「知るわけないじゃん!」

 それより・・なんで雫の携帯の電話相手が水なわけ?

 私と電話してたのに・・。

『それよりだな・・・お前、証人連れてきた?』

「居るよ! 隣に。」

『隣ィ?』

「そだよ!」

[言え! 証明しろ!]

テレパシー能力ー。

使い慣れてきた今日この頃。

心がつながってるって言うんだよ〜。

[分かったよ。

 お前の方はできたわけ?]

[知んない。]