コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 小説カイコ【完結】 ( No.453 )
- 日時: 2015/03/14 21:13
- 名前: ryuka ◆wtjNtxaTX2 (ID: RQnYSNUe)
◆作者あとがき
完結しました。小説カイコ。
たしか高校はいってすぐに書き始めたからもう四年になるなぁ。本当に小説カキコさん(カイコとかカキコとか紛らわしいねw)にはお世話になりました。このサイトがあったから、小説を書くことができたし、書くことの楽しさを知ることができたし、もっと大袈裟なこと言うと私の人生の方向決まりました。
ほんとに感謝してもしきれません。たぶんこの文章管理人さんの目には入らないだろうだろうけど。
はじめに言うと、今日で私は小説カキコ卒業します。もう戻ってきません。もう老害なのでどっか行きますわ(笑)
今後もカキコが繁盛しますように。
高橋というキャラクターは割と自分自身を反映したキャラクターだと思います。この物語の中で高橋が経験したり悩んだりしたことも私自身のことに由来します。
以下私の話になります。つまんないですが書きたいので書きます。
私は高橋と同じように自慢くさいですが中学生まではものっそい頭が良かったんです。特に勉強もせずに何となく頭が良くなってしまったので大した努力も挫折も経験せずに進学校と呼ばれる高校に入学してしまったんですね。
勉強すれば、いま頑張っていればその報いとして将来いいことがある。幸せになれる。
そんな迷信臭い大人たちの言葉を鵜呑みにして、高校一年まではコツコツ勉強してました。特に勉強は楽しいとは思わなかったけれど、まぁ割と真面目に。
就職に有利だから国立の理系学部に進めと親から言われていました。そんなもんだと思って、そういう目標で進んでいました。好きな教科は倫理や歴史だったけど、文学部に入ったって就職困るからやめなさい、という言葉を鵜呑みにして、理学部を目指していたんですね。とくに自分の考えも持たずに。ただ漠然と。
でも高校二年生のときにふと思ったんです。このまま地道に勉強して、理学部に入って、勉強して、大学では適当に遊んだりバイトしたりして、卒論書いて卒業して、学んだ学問と一切関係ない仕事するサラリーマンになって……そんなんでいいのかなって。
そんな風に、両親がやんわりと敷いたレールを何の考えも無しに歩いて行っていいんだろうかと。
そんな風になんの考えも持たずに、世間的に“良い”とされているテンプレートに乗っかって行っていいのかな、って。
そういう風に考えるようになってからは、特に興味を持てない数学や化学や物理の勉強をするのが嫌になってしまって、今まで苦にも思ってなかった勉強がものすごい嫌になってしまったんです。こんなことをしたって将来には何の糧にもならないんだなぁ、ただの時間の無駄じゃないかなぁ、と。
それで自分のことを考えたら、やっぱり興味があるのは文系の方面だったんですね。しかし当時の自分は親の意思に反するだけのしっかりした考えも持っていなかったのでそのまま理系に進んでしまいました。やっぱりなんとなく親の意思から外れるのも怖かったし。
高校三年生のときは本当に病みました。学校には行ったけれど、学校の裏でぼんやり空とか見てすごして、授業とかサボってました(笑)
部活はリレーのメンバーだったしで休むことできなくて、笑顔張り付けて出てました。人前で明るく振舞っている自分と一人っきりで絶望してる自分とがまるで他人のようでした。
どんどんネガティブな方向に考えが進んでしまって、どうせ両親や世間の呪縛から逃れられないのなら生きてる意味ないな、とか馬鹿なこと考えてました。青空に流れる雲を見ながら、このままどこかに逃げてしまおうかと何度も思いました。
気が付いたら指の先の感覚も無くなってしまっていて、驚いてハサミで指の先切りました。血が出たけど全然痛く無かった。自傷行為する奴はクソだ、意味分からん、とずっと思っていたのですがその時はじめてそういう人たちの気持ちが分かりました。自分が生きているかどうか分からなくなるんです。痛覚が無いから。
ある日めっちゃ雨が降りました。傘をさす気も起きなくて、駅から自宅まで帰る気も起きなくて、何時間も屋根のないプラットホームで立ってました。制服がぐっしょり濡れて、重かった。このまま死ねたらいいなと本気で思っていた。
そしたら風邪ひいてしまって。馬鹿ですね、総体間近だったのに。
他のメンバーに迷惑をかけるわけにはいかず、熱出たので薬飲んでフラフラの状態でリレー走りました。アンカーだったのですが三走の後輩からバトンもらって必死に走りました。結果的にベストタイムで、私の(つまり私個人の)タイムもベストでした。本当に嬉しかった。
やっぱり生きて、なにか楽しいことがあるのはいいもんだな、としみじみと感じました。
引退したあともずっと悩んでいました。悩みに悩みきって、やはり私には理学部で研究室で試験管振ってるような生き方は無理だな、と結論が出ました。今思えば、そんな簡単なことをどうして早く決断できなかったのかなぁ、と自分の幼さにびっくりします。自分の感情にどうしてあそこまで素直になれなかったのかと。
結果的には両親の希望に背くかたちになってしまいましたがもういいんです。私と彼らとは違う人間ですから。意見が違って当たり前でしょう。学費も自分で稼ぎますし。
大学在学中は本当にやりたいことに打ち込むつもりです。本気で。職業は人生ですから。他の人には決めさせない。自分で希望の職業を手に入れて見せる。それで駄目だったら他の仕事を考えます。就職だけは必至に果たします。大人になったらちゃんと就職しないとね。
自分的には長い長い思春期を、だいぶ小説カキコさんにお世話になりました。ほんとに感謝してもしきれない。
長々と語ってしまいました。もしも気分を悪くされたらすみません。
作者あとがきと言うよりは私のくだらない独白となってしまいました(笑)
お世話になりました。さようなら。
2015.3.14