コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- うんこを煮るにいたったアホ4人を取り巻く人々の場合3 ( No.10 )
- 日時: 2011/04/24 14:50
- 名前: 天神千尋 (ID: VmcrDO2v)
俺の話
ここはついでに俺の話もしておこう。
名前は佐藤博、あだ名は無い、サトウもしくはヒロシと呼ばれている。アホ四人組の間では、ヒロシと呼ばれることが多かった。ちなみに30代後半を迎える今でも、未だしんのすけという名の子供はいない。というか、彼女なんてものはいない。嫁はディスプレイの向こう側から出てくる気配は無い。3D技術頑張れ!
俺はこの名前をひどく嫌っていた。
日本で一番多い苗字:佐藤
日本で一番多い男性名:博
中学の頃、学年に佐藤は7人、ヒロシは8人いて中学三年にはクラスに佐藤が2人、ヒロシが3人いた、その内一人は同姓同名のサトウヒロシ君である。方やスポーツ万能、成績優秀でちょっとだけ不良の人気者、方や小説と映画と漫画とパンクロックをこよなく愛する根暗。どちらのサトウヒロシが俺を表現する修飾語であるかは、皆さんの良心に期待したいと思う。
見た目のスペックは?と思われる方が、もしかしたら本当にもしかしたら世界中に一人くらい、いるかもしれないので補足しておくと。他の人が俺の見た目でまず言うのは、
「いとこのお兄ちゃんに似てる」
もしくは
「誰かに似てるんだけど誰だろう?」
や
「何かに似てるんだよねぇ」
という表現である。最後のは最早、人間じゃないし...。
どこにでもある顔らしく皆さんがこの文章から想像をするのであれば、まず親戚一同で撮った集合写真を手元においていただき、「この男誰だっけ?」という存在感が極端に薄い親戚の男性を指差してみてください。それが俺の顔です。
この、『普通』というのが生涯の足枷である。幼少の頃から普通じゃない事、変な事、を模索するうちに友達はいなくなり、ひたすら孤独な小・中時代をすごしていた。そんな『普通』の毎日が高校時代、ネギ・モリワキ・野田に出会うことで劇的に変化することになる。
というわけで、最後の一人、『レジェンド』の二つ名を持つ野田弘樹について語っていこう。