コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: 大嫌い。*実話* ( No.77 )
日時: 2011/06/16 21:09
名前: 宇莉 ◆I/.b8govos (ID: xr1in99g)
参照: http://www.youtube.com/watch?v

第二十一話**


布団にもぐっていても着信音はちゃんと聞こえる。
携帯は一回着信音を鳴らす。

すぐに颯だと分かった私は、携帯をとる気にはならなかった。


今、携帯を開いたら返信をしなきゃいけない気がする…!



頭の中でそう認識した私は携帯を持たず、一階へと降りた。

***

目覚まし時計が鳴る。
それはすぐ私の耳元で、耳が壊れそうだった。


私はあれからお風呂に入って、そのまま携帯から逃げるようにすぐに布団に入った。


今は朝だ。

起きたらすぐに携帯に目がいく。
ポツン、と置いてある携帯に私の手がのびる。


ぬっぬおおおおおおお!
いいのか、川村結莉!
今、携帯をとっていいのかあああっ



そんな自分の中で変な格闘をしながら私は携帯を手にとる。



———————————
宛て名:川村結莉
題名:
———————————

え?
もう寝るのかよ!?

ま、明日好きな人聞くか
らな。




———————————




…え?
明日?

「…what day today?」


頭の中で記憶にある英語を呟くが混乱はおさまらない。
もしかして今日、颯に聞かれるってこと?







「〜…、結莉!起きなさい!」





下からお母さんの叫び声が聞こえる。
私は小さな声で返事をし、しぶしぶ下へと降りていった。


***


つっ、ついについてしまった。
…今日だけ地獄の学校に。




止まっているのもおかしいのでとりあえず昇降口に入る。
一組の下駄箱を横目で見る。






大畑颯、大畑…  あっ、あった。
颯の下駄箱を見ると、まだ学校に来てないみたいだった。











「…よかった!」

安心した私は急いで靴を履き、教室へと急いだ。




              第二十一話** end