コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: すいぶ!-南梨高等学校吹奏楽部-【恋愛CP大募集中!】 ( No.156 )
- 日時: 2011/06/13 11:38
- 名前: 夕詠 ◆NowzvQPzTI (ID: nPrzJCKN)
- 参照: http://www.youtube.com/watch?v
【harmony.25*ボケキャラの集団パート!】
※勢い重視です
その日のトロンボーンパートの練習は絢音先輩のこんな一言から始まった。
「あ!今日、秋の日じゃーん!!」
秋の日?
私は絢音先輩の呟きに疑問を覚える。
だって暦に秋の日は存在しないはずだし、今は秋じゃなくて夏だし……。
「秋の日?先輩、今は夏ですよ?」
私と同じことを思ったのか詩織が訊く。
すると先輩は「あぁ、」と言って、
「秋っていうのは季節じゃなくて人の名前だよー!!っていうかあだ名なんだけどさー!!凜ちゃんたちが入部するに入院したんだよね、和真ー」
へぇ、人の名前だったんだ。
っていうか入院!?一体何で……。
絢音先輩に話を振られた和真先輩は頷いた。
「ええ、確か体育の授業の合間にふざちょってマット運動しちょったら肋骨とか腕とか足とかの骨が折れたんでしたっけ」
「マット運動で肋骨と腕と足ですか!?どういう風にすればそんなに折れるんですか!!」
相変わらず訛りながら淡々と回想をする和真先輩に私はツッコむ。
「マット運動ってあの小中学校でおなじみの前転とか後転とかするやつですよね?
首を捻挫ならまだしも肋骨ってマット運動で折れます!?」
「あ、そういえば首も捻挫しちょったわ」
「どんだけェェェェェェェ!!」
なんだろう今日、コメディーライトのカテゴリに一番近いかも。
とりあえずその秋さんって言う人は相当なドジッ子らしい。
「で、最初に戻るんですけど秋の日とは一体何なんですか?」
詩織が脱線した話をもとへもどす。
すると絢音先輩は満面の笑みを浮かべた。
「秋が退院してから初めて部活に来る日だよっ!!」
その言葉に和真先輩も思い出したように「あぁ……」と呟いた。
でも、一つだけ引っかかることが。
「先輩、何か治るの早くないですか?」
絶対おかしい。
だって首は捻挫だから治るのはほかに比べれば早いけど、骨折だよ?骨折!!
しかも一ヶ所じゃなくて腕とか足とかあばらでしょ!?
で、私が入部してからまだ一カ月。
そんな短期間で治らないはず……。
「まぁ、どうせまたすぐ怪我するがー、いつ退院しても同じじゃろ。入院費の節約になっていいがや」
「よくねェェェェェェェ!!」
私は再びツッコんだ。
何、和真先輩ってボケキャラだったの!?
っていうか、このパートのツッコミって私だけ!?あ、でもまだ詩織がいるじゃん!!
私は詩織の方を見る。
すると、
シオリ は くちぶえ を ふきながら リン から め を そらした ! ▼
こ、古典的ィィィィ!!
いまどきそんな目の逸らし方しないよ!!
もう、ボケキャラの集団かココは!!
話聞いてる限り秋さんも典型的なボケキャラだし、これは先が思いやられるわ……。
私は頭を抱える。
すると、遠くの方から何かが落ちる音が聞こえた。
瞬間、絢音先輩は喜びを隠しきれないような笑顔で、和真先輩は無表情で立ち上がり教室を出ていった。
慌てて私たちもついていく。
すると、
この はなし 、 ながすぎ じゃね ? と サクシャ は ぎもん に おもった ! ▼
と、作者の疑問によって今回は終わるのであった。
「いや、これ絶対おかしいだろォォォォォ!!」