コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: すいぶ!-南梨高等学校吹奏楽部-【トロンボーン集合画うp!】 ( No.216 )
- 日時: 2011/06/23 20:10
- 名前: 夕詠 ◆NowzvQPzTI (ID: XM3a0L/1)
- 参照: http://ameblo.jp/yuu-takasugi0810/entry-10923410852.html
【harmony.31*悠ちゃんと修学旅行!】
修学旅行二日目!
やっと待ちに待ったグループ研修の日がやってきた。
研修班のメンバーは私、郁ちゃん、麻梨亜ちゃん、結実ちゃん、瑛太、じゅんじゅん、雅人、そして悠ちゃん!
そしてグループ研修は私服。ということは……
悠ちゃんに私服アピールのチャンス!!
ミリタリーっぽいカラーのTシャツに白いフリルのショートパンツ、黒いスニーカーに生足!!
これで悠ちゃんも少しは私の事……。
「あ、もう女子たち来てたんだ。早いなー」
聞き覚えのある声の方に振り向くと……悠ちゃんたち!!
悠ちゃんの服装は英字プリントの黒いTシャツにミリタリーっぽいカラーのサルエルパンツ。
偶然にもミリタリー被った!!ちょっと嬉しい。
っていうか、さすが長身イケメンだけあってカッコいいなぁ。
ヘタレじゃなかったらモテすぎて毎日修羅場になってそう。
これは惚れるわ……あ、もう惚れてたわ。
ただ、一つ気になることが。
「じゅんじゅん、それ暑くない?」
私はじゅんじゅんの服装を見て言う。
じゅんじゅんは長袖のシャツに黒ベストを羽織ってジーンズを履いている。
そして今日から七月。
少し厚着のような…。
「じゅんじゅん、それ暑くない?」
「何で二回言うし。暑いに決まってるじゃん、七月だよ、今。でも貧血起こすよりはマシだから着てるの!」
じゅんじゅんは反論した。
あ、そうか。じゅんじゅん日光にあんまり当たれないんだったっけ。
今日の研修も危ないんじゃ……。
「今日、日差し強いけど大丈夫なの?」
さすがに心配なので訊いてみる。
すると、じゅんじゅんの隣で雅人が得意げな顔をして、
「大丈夫。詢が倒れたら俺が助けるし」
———……もうコイツら付き合えばいいじゃん。
相変わらず仲がよろしいことで。
羨ましい限りですよ、ええ。
どうせ、私は同じパートだけど幼馴染だから仲良いだけですし?
悠ちゃん、尻に敷かれてるだけで普段は女子と仲良いタイプじゃないですし?
博愛主義者だから誰か一人を好き、なんてことは絶対ないですし?
もう、どうすりゃいいのよ……。
私は唇をかみしめた。
すると誰かが私の肩に手を置いた。
私は振り返る。
「どうしたの?ひなた」
悠ちゃんだった。
でもね、悠ちゃん。
「———お前のそういうところがムカつくんだよ!!」
私はお得意の柔道技で悠ちゃんを投げ飛ばした。
ふいに優しくすんな!!
誰にでも優しいんでしょ、どうせ!!
“お前のそういうところがムカつくんだよ!!”
「———あー……ムカつく」
けど、君のそういうところが
「好き」